掲載開始日 2023年05月26日
デビュー10周年記念作品!深緑野分の最新小説『空想の海』5月26日発売
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、深緑野分(ふかみどり のわき)氏の作家デビュー10周年作品となる小説『空想の海』を2023年5月26日(金)に発売しました。
本作品は、これまで著者が発表してきた短編や掌編の中から厳選し、書き下ろしや未発表作品を加えて刊行する作品集です。ミステリ、児童文学、幻想ホラー、掌編小説や『この本を盗む者は』のスピンオフ短編などジャンルを横断し、物語世界の豊かさを堪能できる11篇を収録しました。
本を読む楽しさに満ち、物語に没頭する幸せを味わわせてくれること必至です。どうぞお楽しみください。
「王様のブランチ」BOOKコーナーで特集決定!
TBS系列「王様のブランチ」のBOOKコーナーにて、本作品の紹介と、著者・深緑野分氏のインタビューが放映されます。
【放送概要】
TBS系列(※一部地域を除く)
放送予定:2023年5月27日(土)BOOKコーナー(午前11時20分前後~)
番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/brunch/
※生放送のため、予告なく変更される場合があります。
深緑野分からの贈り物に浸る、潜る、溶け込む。感想続々!
※一部抜粋してご紹介します
海に、土に、緑に、私たちは潜っていく。
読んでいる間、まるで物語という名の自然に溶け込んでいくような感覚でした。
様々な世界を楽しめる作品集だと思います。
――うさぎやTSUTAYA宇都宮東簗瀬店 猪俣さん
本のかたちをした超々高精細カレイドスコープだ。
ページをめくるたびに必ず、いままで見たことのない、ここではない世界を見せてくれる。
イメージが持つ力とその使い方を教えてくれる、魔法学校のような作品たち。
――HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎さん
一遍一遍、まるで宝箱から取り出すようなわくわくした気持ちになりました。
――真光書店北口本店 小林あさかさん
美しい言葉で紡がれるちょっと不思議な物語の数々。
色々な感情がふわふわと浮かんでは静かに消えていくような深緑野分さんの世界に、
気付けば自分も溶け込んでしまいました。
――文苑堂書店新湊店 鳥山さん
全てが終わった世界でただひとり、弔いの儀式のように海に本を沈めていく静謐な世界。
土塊が日常的に天へと昇っていく怪奇現象を解明するための歴史物語。
ピンクの自転車と言葉の通じない異国の、
もしかしたら違う星から集まった子どもたちのコミュニティの友情物語。
幻想的で不思議な、それでいて理不尽な法則に支配されていて、
映像が目の前に浮かぶような魅力に満ちた短編集。もっともっと深緑野分さんの世界に浸りたいです!
――ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里さん
深緑野分という作家がこの10年間綴ってきた物語を愛する人たちへの、これはとびきりの贈りものだ。
それぞれまったく違う色をした物語が、
私たちを切なくさせたり、温かい気持ちにしたり、驚かせたりしてくれる。
――梅田 蔦屋書店 河出真美さん
最新小説『空想の海』紹介
◆あらすじ
「緑の子どもたち」
植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。言葉が通じず、わかりあえず、でも同じ家で生きざるを得ない彼らに、ある事件が起きて――。
「空へ昇る」
大地に突如として小さな穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇ってゆく“土塊昇天現象”。その現象をめぐる哲学者・物理学者・天文学者たちの戦いの記録と到達。
ミステリ、児童文学、幻想ホラー、掌編小説 etc.
書き下ろし『この本を盗む者は』スピンオフ短編を含む、珠玉の全11編。
◆収録作品
海 / 髪を編む / 空へ昇る / 耳に残るは / 贈り物 / プール / 御倉館に収蔵された12のマイクロノベル / イースター・エッグに惑う春 / カドクラさん / 本泥棒を呪う者は / 緑の子どもたち
◆書誌情報
発売:2023年5月26日(金)電子書籍同日配信
定価:1,815円(本体1,650円+税)
頁数:256頁
体裁:四六判並製 単行本
装画:庄野ナホコ
装丁:青柳奈美
ISBN:9784041130155
発行:株式会社KADOKAWA
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322206000479/
◆初出
「海」〈note〉2019年10月31日
「髪を編む」「PHPスペシャル」2014年7月号
「空へ昇る」集英社文庫編集部編『短編宇宙』(集英社文庫)2021年1月25日
「耳に残るは」未発表 2013年3月18日執筆
「贈り物」井上雅彦監修『ギフト 異形コレクションLIII』(光文社文庫)2022年4月20日
「プール」「ミステリーズ! vol.97」OCTOBER 2019
「御倉館に収蔵された12のマイクロノベル」〈Twitter〉2021年2月1日~3月24日
「イースター・エッグに惑う春」「小説屋sari-sari」2015年7月号
「カドクラさん」「飛ぶ教室 第58号」2019年夏
「本泥棒を呪う者は」書き下ろし
「緑の子どもたち」「飛ぶ教室 第50号」2017年夏
著者紹介
深緑野分(ふかみどり のわき)
1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。著書に『戦場のコックたち』『分かれ道ノストラダムス』『ベルリンは晴れているか』『この本を盗む者は』『カミサマはそういない』『スタッフロール』『空想の海』。
文庫、コミック情報
★2021年本屋大賞ノミネート作品文庫化!6月13日(火)発売
『この本を盗む者は』
◆あらすじ
本の呪いから街を救い出せ!
少女たちは本の世界を冒険する!胸躍るファンタジー。
“本の街“読長町(よむながまち)に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬(みふゆ)。父は巨大な書庫「御倉館(みくらかん)」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪い(ブック・カース)が発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白(ましろ)とともにさまざまな物語の世界を冒険していく……。
初めて物語に没頭したときの喜びが甦る、胸躍るファンタジー。
◆書誌情報
発売予定:2023年6月13日(金)
定価:902円(本体820円+税)
頁数:432頁
レーベル:角川文庫
体裁:文庫判
カバーイラスト:Naffy
カバーデザイン:鈴木久美
ISBN:9784041134115
発行:株式会社KADOKAWA
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322210000688/
★コミック全3巻 好評発売中!
原作:深緑野分 / 漫画:空カケル
体裁:B6判 コミック / 発行:株式会社KADOKAWA
(C)︎深緑野分/KADOKAWA
(C)︎空カケル/KADOKAWA
『この本を盗む者は (1)』
発売:2022年6月3日
定価:704円(本体640円+税)
頁数:182頁
ISBN:9784041123850
情報サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000777/
『この本を盗む者は (2)』
発売:2022年11月4日
定価:704円(本体640円+税)
頁数:196頁
ISBN:9784041130575
情報サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/322206000874/
『この本を盗む者は (3)』
発売:2023年4月4日
定価:726円(本体660円+税)
頁数:228頁
ISBN:9784041135112
情報サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/322211000879/