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又吉直樹にとって10年ぶりのエッセイ集となる『月と散文』の発売を記念して、『月と散文 特装版』を数量限定で制作しました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、又吉は「本がなければ生きていたかどうかさえ疑わしい」と言うほどの、「紙の本好き」であり、「古書好き」でもあります。そんな又吉の紙の本への「偏愛」を詰め込んだ特別な一冊が、この『月と散文 特装版』です。
ただ豪華な本を作るのではなく、本質的なものにするうえで、注意を払ったのは２点です。

◉失われつつある、日本の造本技術の粋を蘇らせること
◉ビジュアルだけでなく、手触りにもこだわり、「グッズやインテリアのように、持っているだけで心が躍る」ような愛着の生まれるものにすること

そして、４か月に及ぶコンセプト作りの後、素材や仕様の会議に移り半年にわたり、印刷所の方々、アートディレクターや編集者との会議と素材が使用に耐えるかのテスト、試作を重ね完成に至りました。
どんな仕様、技術がこの一冊に詰め込まれているか、以下に具体的に説明しますが、読者の皆さんが日常的に手にする紙の本は、かつてどのようなもので、そこからどのように今の形になったのか、そして我々人間と同様にルーツがあるのだと、連綿と続く歴史に思いをはせながら、手に取り、末永くお付き合いいただけますと幸いです。

月と散文 特装版
著者　又吉直樹
定価　15,400円（税込）
発売日　2023年3月24日

ISBN 978-4-04-897579-7
サイズ　四六版（ブックケース付）
総ページ数　360ページ
商品寸法（横／縦／束幅）　本体128×188×31㎜（ブックケース140×202×36㎜）
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

月と散文 特装版の販売につきまして
多くの工程が手作業で制作される特別な商品となりますので、初回段階でご用意できる数量が限られています。
先着順のため、タイミングによってはお申し込みいただけない可能性がありますので
恐れ入りますが、お早めに書店様へお申し込みをお願いします。

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