掲載開始日 2022年08月29日
タレント・野沢直子による「老い」をテーマにした荒々しくも鮮烈な人生再出発小説『半月の夜』10月11日発売!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、吉本興業株式会社所属のお笑いタレント、野沢直子氏のおよそ5年ぶりとなる書き下ろし小説『半月の夜(はんげつのよる)』を2022年10月11日(火)に発売します。
★作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000586/
★作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000586/
『半月の夜』は、2021年に行われた吉本興業×ブックオリティによる「作家育成プロジェクト」にてKADOKAWAが出版権利を獲得し今回の刊行に至りました。「老い」をテーマに執筆された本作は、夫も子供もおらず周囲から“孤独”だと思われていた50代の女性が、ある偶然の再会をきっかけに自分自身の幸せや「第二の人生」に向き合っていくストーリーです。
【著者からのコメント】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/7006/table/11108_1_21f70d0453613b897c6cc37633bcdee8.jpg ]
また、10月5日(水)には、株式会社ダイヤモンド社より『老いてきたけど、まぁ~いっか。』 というエッセイの刊行が予定されている野沢氏。文筆家としても活動が続く著者にご注目ください。
小説『半月の夜』について
私よ、走れ。走るんだ。
今度こそ幸せになるために……。
スーパーのレジで働く立花カオル。50代になった今、瞼はたるみにたるんで足は象のようにむくみ、転がるように醜くなった。何を見聞きしても感情の針が動くことはなく、すべてのものが灰色に見えるようになった。寝るためだけの六畳間の自宅とパート先のスーパーを往復するだけの味気ない生活だったが、家に帰るといつも「灰色のハイエナ」がこちらを見ているような幻影に悩まされていた。
一方、商店街で亡父が営んでいた弁当屋を引き継いだ誠。脱サラして20年以上父親の味を守り続けてきた誠だったが、幼少期を過ごした海の見える街で体験した「淡い初恋」の記憶を今でも引きずっていた。
すれ違っていた二人の人生が交わるとき、止まっていた時が動き出し、いまふたたび輝き始める――。野沢直子が「老い」の入口へ立つすべての人へ贈る、人生再出発ストーリー。
【もくじ】
灰色の世界
十四歳
予感
奇跡
色
半月の夜
道
【書誌情報】
作品名:半月の夜
著者名:野沢直子
発売日:2022年10月11日(火)※電子版同日配信
定 価:1,430円(本体1,300円+税)
頁 数:200頁予定
カバーイラスト:西川真以子
装 丁: 大久保伸子
体 裁:四六版並製 単行本
ISBN:9784041121610
発 行:株式会社KADOKAWA
初 出:書き下ろし
情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000586/
著者について
野沢直子(のざわ なおこ)
1963年、東京都生まれ。高校時代にテレビデビューし、吉本興業に入社。『トゥナイト』『夢で逢えたら』出演などで人気を集める。91年、日本での芸能活動休止を宣言し、単身渡米。現在はアメリカ在住で、一男二女の母。主な著書に『アップリケ』『笑うお葬式』。
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