トピックス

掲載開始日 2022年04月25日

オカヤイヅミが2作品で第26回手塚治虫文化賞短編賞を受賞! 描き下ろしイラストで喜びを語る

デビュー10周年記念作『いいとしを』『白木蓮はきれいに散らない』

2022年4月25日(月)に第26回手塚治虫文化賞が発表され、株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)より2021年3月に刊行しましたオカヤイヅミさんのコミック『いいとしを』が「短編賞」を受賞しました。本書と同時発売された『白木蓮はきれいに散らない』(小学館)と2作品での受賞です。







1997年に創設された手塚治虫文化賞(主催:株式会社朝日新聞社)は、「マンガ大賞」「新生賞」「短編賞」「特別賞」の4賞があり、今回オカヤさんが受賞された「短編賞」は、短編、4コマ、1コマなどを対象に作品・作者に贈られます。
※上記情報は公式サイトより https://www.asahi.com/corporate/award/tezuka/

「なにか賞を受賞するのは初めて」というオカヤさんから、特別描き下ろしメッセージが届きました!



作品が刊行された2021年は、オカヤさんにとってデビュー10周年。
この2作は作品としては独立していながら、出版社の垣根を超えて装丁や発売日を揃え、「デビュー10周年記念作品」として刊行されました。受賞帯も「おそろい」の金帯で展開いたします。
『いいとしを』は、母の他界を機に老齢の父と同居することになったバツイチの42歳男性が主人公、『白木蓮はきれいに散らない』は、高校の同級生の孤独死をきっかけに久々に集まった1963年生まれの女性3人が主人公。
呼応しつつも異なる味わいの2作。受賞を機にぜひご注目ください。


受賞作品について


■『いいとしを』
「男だから」「いい年をして」
それって、本当にあってるのかな。
一人暮しを満喫していたバツイチ、42歳の灰田俊夫は、母の他界を機に東京都下に住む父と同居することに。久しぶりに帰った実家で、母の遺した500万円を見付け、何に使うか頭を悩ませるが……。
2度目の東京オリンピックにコロナ禍……揺れる世界で、父(72歳)と子(42歳)の二人暮らしはつづいていく。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322010000464/












定価:1,320円(本体1,200円+税)
装丁:川名 潤
体裁:A5サイズコミックス(書籍扱い)
発行:株式会社KADOKAWA

■『白木蓮はきれいに散らない』


小学館のサイトはこちら
https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784091793485


著者プロフィール

オカヤ・イヅミ●1978年東京都生まれ。漫画家、イラストレーター。独自の感性で日常を切り取った『いろちがい』で2011年デビュー。著書に、受賞作のほか『すきまめし』『続・すきまめし』『いのまま』『ものするひと』『みつば通り商店街にて』『おあとがよろしいようで』、加藤千恵との共著『ごはんの時間割』などがある。