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掲載開始日 2020年09月18日

日文研「大衆文化研究プロジェクト」を書籍シリーズ全5巻で刊行!

第1巻『日本大衆文化史』2020年9月18日(金)発売

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、国際日本文化研究センター(日文研)が進める大衆文化研究プロジェクトの成果を全5巻のシリーズとして刊行します。第1巻『日本大衆文化史』は、2020年9月18日(金)発売です。

『日本大衆文化史』は、古代の神話から現代の「初音ミク」まで、大衆を無名の作者と位置付け、時代を超えて、創造・継承・更新される大衆文化の歴史を見通し、「その先」を見据えます。ジャンルを横断して通史でたどる、これまでに無い文化史の教科書です。





【内容】
時間と領域を超えた二次創作、その盛衰を描く大胆な通史の試み!
古代から現代に至るまで、大衆もまた作者だった。多種多様な文化は、どのように作られ、継承され、更新されてきたのか。時代ごとに存在した「場」あるいは「メディア」との結びつきに着目しながら、ジャンルを横断し、通史で読み解く。これまでの文化史を刷新し、これからの社会と文化のあり方を考える、研究プロジェクトの最前線!

■収録内容(目次)
序 日本大衆文化史は可能なのか

【第1部 声と身体】
1章 物語と座の時代(8世紀~16世紀)
2章 声とパフォーマンスの時代(12世紀~16世紀)
コラム 「絵の本」の歴史――小絵から児童文学まで
コラム 太平記読み――テキスト、講釈、メディア

【第2部 メディア】
3章 木版印刷と「二次創作」の時代(17世紀~1890)
コラム オヅ・ヨシサダ青年のディレッタンティズム――江戸のオタク青年の脳内城下町
コラム 鬼魅の名は――妖怪名称と大衆文化
4章 「私」とアマチュアの時代(1900~1920)
コラム パノラマの経験――仮構される戦場
コラム 画工と画家――広告の図案制作者たち

【第3部 メディアミックス】
5章 参加する「素人」たち 群衆と動員の時代:前期(1920~1950)
コラム スタジオは生きている――アニメーションにおける協働/集団制作
コラム 「蒲田行進曲」と裏方たちのドラマ――映画撮影所の歴史と伝統を受け継ぐ者たち
6章 遅れてきたテレビ 群衆と動員の時代:後期(1950~1980)
コラム 模型の近代史――メディアとしてのモノ
コラム レイヤーとしてのトーキーアニメーション

【エピローグ デバイス】
7章 プラットフォームとデバイスの時代(1980~現在)
コラム ボーカロイドとは何か――初音ミクという創作活動ムーブメント

■執筆者
大塚英志、伊藤慎吾、香川雅信、久留島元、木場貴俊、北浦寛之、佐野明子、山本忠宏、前川志織、近藤和都、松井広志、オウ・ケイカイ、アルバロ・エルナンデス

■書誌情報
書名:『日本大衆文化史』
編著者:日文研大衆文化研究プロジェクト
定価:本体2500円+税
発売日:2020年9月18日(電子書籍も同日発売)
ISBN:9784044005634
発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321910000164/


[表: https://prtimes.jp/data/corp/7006/table/7475_1.jpg ]



■続刊予定 ※書名、発売月はいずれも予定です。
第2巻『疫病・自然災害・大衆文化』(2021年7月)(代表編者:小松和彦)
第3巻『身体と六感の大衆文化史』(2021年9月)(代表編者:安井眞奈美、アルバロ・エルナンデス)
第4巻『〈キャラクター〉と〈世界〉の大衆文化史』(2021年11月)(代表編者:荒木浩、前川志織、木場貴俊)
第5巻『東アジアの中の日本大衆文化』(2022年1月)(代表編者:劉建輝、石川肇)