掲載開始日 2020年08月25日
世界1億2千万部の名作シリーズ、『新訳 ナルニア国物語』1、2巻が本日角川文庫にて同時発売!
イラストも今風! まったく新しい新訳!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松原眞樹)は、 2020年8月25日(火)に、全世界で1億2千万部突破&カーネギー賞受賞の名作シリーズ『新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす』『新訳 ナルニア国物語2 カスピアン王子』を同時発売いたしました。
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松原眞樹)は、 2020年8月25日(火)に、全世界で1億2千万部突破&カーネギー賞受賞の名作シリーズ『新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす』『新訳 ナルニア国物語2 カスピアン王子』を同時発売いたしました。
※『新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす』『新訳 ナルニア国物語2 カスピアン王子』
本シリーズは、「まったく新しいナルニアにしよう」という考えのもと、角川つばさ文庫ですでに発売している河合祥一郎訳の同タイトルをさらに改訂した特別版です。なお装画は、メディアワークス文庫などで活躍中のソノムラ。原文の良さをきちんと残し、まったくの新しくよみがえらせた名作ナルニアをどうぞお楽しみください。
原文の格調高さをくずさないように配慮した新訳
原文の格調高さをくずさない訳文になるよう心がけました。『ナルニア国物語』はもともと児童書のため、英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や、わからないことを理解したいと思う好奇心もふくめ――を大切にしました。
原文の解釈に細心の注意を払った新訳
また、とくに原文の解釈には細心の注意を払ってあります。たとえば1巻第13章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」とたずねるとき、これまでの訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」とか「どうかな、忘れてしまったかもしれない」などと答えていましたが、創造主であるアスランが深遠なる魔法を忘れるはずがないです。原文には「~と仮定しよう(Let us say)」という表現が用いられており、魔女からみんなに説明させるために、アスランはあえて言ったのだとわかるように「忘れたということにしよう」としました。
さらに第16章では、アスランが魔女の館で像にされていた生き物たちを助けるときに「しっかりやれよ、みんな。♪二階も一階も♪奥方様の部屋も♪だ!」と言いますが、これはGoosey Goosey Ganderというナーサリー・ライムの一節です。先行訳ではただ命令しているだけになっていますが、アスランが上機嫌になって口ずさんでいるとわかるように訳されています。
今、手に取りやすい装画に。挿絵も掲載!
先行訳と差別化するために、また新しい読者層を獲得するために、装画はメディアワークス文庫などで活躍中の新進気鋭のイラストレーター、ソノムラに担当してもらいました。なお装画のみならず、なかには美麗な挿絵も掲載されています。
※『新訳 ナルニア国物語』1,2巻掲載されている挿絵の一部
物語1 ライオンと魔女と洋服だんす』『新訳 ナルニア国物語2 カスピアン王子』について
◆あらすじ
【全世界1億2千万部以上】【英国カーネギー賞受賞】児童文学の金字塔を新訳で読もう!
両親と離れ、田舎の風変わりな教授の家に預けられた4人の兄妹。ある日末っ子のルーシーが空き部屋で大きな洋服だんすをみつけるが、扉を開くとそこは残酷な魔女が支配する国ナルニアだった! 「4人の人間がナルニアを救う王になる」という予言のせいで、子どもたちは魔女に命を狙われることに。4人は聖なるライオン“アスラン”と共に魔女に戦いを挑むが…。全世界1億2千万部突破! 英国カーネギー賞受賞! 児童文学の金字塔が新訳でよみがえる!
◆書誌情報
『新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす』(角川文庫)
著者:C・S・ルイス 河合祥一郎・訳 装画:ソノムラ
発売:2020年8月25日(火) 定価:本体590円+税 ISBN:978-4041092484
発行:株式会社KADOKAWA
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000060/
『新訳 ナルニア国物語2 カスピアン王子』(角川文庫)
著者:C・S・ルイス 河合祥一郎・訳 装画:ソノムラ
発売:2020年8月25日(火) 定価:本体640+税 ISBN:978-4041092491
発行:株式会社KADOKAWA
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000063/
◆著者プロフィール
C・S・ルイス(C. S. Lewis)
「ナルニア国物語」シリーズの著者。ケンブリッジ大学で中世・ルネサンス文学を講じた教授でもあり、『愛とアレゴリー』(1936年)などの評論やキリスト教に関する著作も多い。悪魔論『悪魔の手紙』(1942年)は世界的ベストセラーとなった。代表作「ナルニア国物語」シリーズ最終巻『最後の戦い』(1956年)は、優れた児童文学に贈られるカーネギー賞を受賞した。
河合祥一郎(かわい しょういちろう)
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書)、NHKテレビテキスト 100分de名著『シェイクスピア「ハムレット」』(NHK出版)など。本書の元となった児童文学「新訳 ナルニア国物語」シリーズを角川つばさ文庫にて、また「新訳 ドリトル先生」シリーズやシェイクスピアの新訳を角川文庫にて刊行中。戯曲に『国盗人』など。
ソノムラ
九州出身。柔らかい女の子のイラストを得意としているフリーのイラストレーター。
書籍の装画を中心に活動中。
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