掲載開始日 2019年08月28日
創刊40周年、世界の謎と不思議に挑み続けてきた『ムー』と、お化け好きのバイブル『怪と幽』がまさかのコラボ!
『怪と幽』vol.002の特集「ムーと怪と幽」では、UFO、都市伝説、UMAなど、この世の奇奇怪怪に迫ります!!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、8月28日(水)に、お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン『怪と幽』vol.002を発売いたしました。
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、8月28日(水)に、お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン『怪と幽』vol.002を発売いたしました。
2019年4月に、世界で唯一の妖怪マガジン『怪』と日本初の怪談専門誌『幽』が融合し、新創刊した『怪と幽』。創刊第2号となる本誌では、“世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリー・マガジン”を標榜して創刊され、今年で40周年を迎える『ムー』と『怪と幽』がタッグを組み、妖怪/怪談にも通底するUFO、都市伝説、UMAといった、この世の奇奇怪怪に迫る「ムーと怪と幽」特集をお届けします。
※「怪と幽」vol.002の特集「ムーと怪と幽」から、並木伸一郎氏、佐藤健寿氏、三上丈晴氏による「UFO写真傑作選」と「UFO鼎談」の一部をご紹介します。
「UFO写真傑作選」より、フォトグラファー・佐藤健寿氏のお気に入りUFO写真
▲6枚撮影された写真のうち、4枚にUFOが写っていた。
1958年1月16日、ブラジルのトリンダデ島近海で、測量調査をしていたアルミランテ・サルダナ号に乗船していたカメラマン、アルミロ・バラウナがUFOを撮影。写真はブラジル海軍によって分析され、真正のものと認められた。
鼎談 並木伸一郎×佐藤健寿×三上丈晴 UFO写真の魅力を語る
1979年10月に創刊し、今年で40周年を迎える月刊「ムー」。その創刊時から執筆陣に名を連ねる作家の並木伸一郎氏、オカルトサイト「X51.ORG」の主宰者で、自身も「ムー」に大きな影響を受けたというフォトグラファーの佐藤健寿氏、そして5代目「ムー」編集長の三上丈晴氏をお呼びして、とりわけ「ムー」色の強いテーマといえるUFO(未確認飛行物体)とUFO写真について熱く語っていただいた。
取材・文=朝宮運河 写真=福島正大
――本日は月刊「ムー」と縁の深いお三方に、UFOとUFO写真の魅力についてたっぷり語っていただこうと思います。まず、皆さんの出会いの経緯を教えていただけますか?
並木 ずいぶん長いつき合いですよ。三上君とは彼が「ムー」編集部に入って以来だから三十年近くになるし、健寿とももう十年くらいになるのかな。以前、僕は渋谷で居酒屋をやっていまして、ムー的な人たちのたまり場になっていたんです。そこに健寿も来てくれて、話をしたのが最初ですよね。
佐藤 知り合いのテレビ業界の方に連れていってもらったんです。並木さんがお店をやられているとは全然知らなくて、すごく驚きました。三上さんともそのお店で初めてお会いしたんでしたね。
三上 「ムー」にはすでに記事を書いてもらっていたけどね。佐藤君は「X51.ORG」というサイトを運営していて、その筋では有名な存在だったんですよ。
並木 あのサイトは僕も注目していました。UFOや超常現象を扱ったサイトはたくさんあったけど、健寿のところはデータ関係がしっかりしていて読み応えがあるし、見せ方がうまかった。もともと芸術系の人だから、センスがいいんだよね。UFO事件の現場や古代遺跡を撮っても、健寿の写真は「ムー」とベクトルが違うんです。そこも面白いなと思っていました。
佐藤 僕は「ムー」や並木さん、あるいは矢追純一さんの洗礼を受けて、この世界にはまった世代ですから。影響が大きいだけに、同じことをやるわけにはいかないなと。そもそも僕はUFO研究家ではなく、カメラマンですから。
三上 佐藤君は一九七八年生まれだよね。七九年創刊の「ムー」とはほぼ同い年なのか。
佐藤 「ムー」関係の出来事でよく覚えているのは、以前「ムー」の姉妹誌で「マヤ」っていう雑誌がありましたよね。あれが学研の教材と一緒に、小学校で販売されたんです。学校で「マヤ」が買えるってすごいな、と思って(笑)。確か「ヒランヤ」(六芒星型の開運グッズ。八〇年代に流行した)が付録の号でしたね。
並木 懐かしいね(笑)。一時期「ムー」のような雑誌は複数出ていたんですが、残らず消えていきました。やっぱり特殊なジャンルだし、書けるライターが限られているんですよ。その点「ムー」は先行者の強みがあったし、企画力もあった。
佐藤 並木さんは創刊当時から「ムー」に携わっているんですよね。
並木 もともとこの手のジャンルが好きで、日本宇宙現象研究会というUFO研究団体を主宰していたんです。そのうち学研から「ムー」が創刊されることになって、声を掛けられたんですね。最初は同じ学研の「高1コース」でUFO記事を書かされて、その反響が「ムー」創刊に繋がったんです。
三上 並木さんは「ムー」でも最古参の一人ですよ。
並木 これだけ長くやっていると、「お母さんが『ムー』を読んでいた」とか「『ムー』が好きで出版業界に入った」なんて話も珍しくなくなりました。四十年間、多少の波はあっても、根強い人気は衰えない。結局みんな怪しくてミステリアスなものが好きなんでしょう。
三上「怪しい」は「ムー」にとって最大の褒め言葉です。最近では女子高生が「ムー」のポーチを持って、SNSに写真をアップしてくれている。彼女たちが「ムー」を知っているかどうかは分からないけど(笑)、ありがたいですよ。
つづきは『怪と幽』vol.002でお楽しみください。
『怪と幽』vol.002 2019年9月
https://www.kadokawa.co.jp/product/321812000161/
定価: 1,944円(本体1,800円+税)
発売日:2019年08月28日
判型:A5判
商品形態:雑誌
ページ数:428
雑誌コード:6248803
ISBN:9784041080597
お化け好きに贈るエンタテインメントマガジン。第2号は「ムー」とコラボ!特集 ムーと怪と幽
【インタビュー】片岡愛之助
【鼎談】並木伸一郎×佐藤健寿×三上丈晴
【対談】黒史郎×吉田悠軌
【寄稿】稲生平太郎、大道晴香、朝里樹
【紀行】玉置標本
【ブックガイド】朝宮運河
特別企画「ふしぎな元号 めでたい改元」
【寄稿】久禮旦雄
連載
【小説】京極夏彦、小野不由美、有栖川有栖、恒川光太郎、近藤史恵、乙一、澤村伊智
【漫画】諸星大二郎、高橋葉介、波津彬子、押切蓮介
【論考・エッセイ】荒俣宏、小松和彦、東雅夫、多田克己、村上健司
【グラビア】ホームラン・拳、芳賀日出男、佐藤健寿、UFO写真傑作選、怪食巡礼
【怪談実話】丸山政也、高田公太、神 薫
【研究会レポート】国際日本文化研究センター、東アジア恠異学会、怪異怪談研究会、異類の会、怪談文芸研究会
【インタビュー&寄稿】スケラッコ、高橋直子、角銅博之、木下昌美、山中由里子、藤川洋一 ほか
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