掲載開始日 2019年03月29日
『超高速!参勤交代』の土橋章宏が贈る、感涙必至の最新長篇『いも殿さま』3月29日発売!
「芋」で領民を救った、希代の名代官!!
株式会社 KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、『超高速!参勤交代』(同名映画)や『幕末まらそん侍』(映画タイトル「サムライマラソン」)などの映像化で注目される作家、土橋章宏氏の最新作『いも殿さま』を3月29日(金)に発売いたします。
株式会社 KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、『超高速!参勤交代』(同名映画)や『幕末まらそん侍』(映画タイトル「サムライマラソン」)などの映像化で注目される作家、土橋章宏氏の最新作『いも殿さま』を3月29日(金)に発売いたします。
本作は、徳川吉宗の時代に、実在した大森代官(石見銀山領など)の、井戸平左衛門正明(いどへえざえもんまさあきら)が、亨保の大飢饉から領民を救った史実をもとにした長篇小説です。彼の偉業は、今でも島根で語り継がれ、「芋代官」「いも殿さま」と親しみをもって呼ばれております。
脚本家としても活躍されている土橋氏の軽快な筆致により生み出された、希代の名代官の感動の物語を是非ご堪能ください。
『いも殿さま』について
■あらすじ 隠居目前の最後のお役目は、最大の難題だった!!
徳川吉宗の時代──。幕府勘定方に勤める旗本、井戸平左衛門は引退を迎え、隠居生活を楽しみにしていた。隠居後の楽しみは諸国を回り、甘味を満喫すること。だが、隠居届けを出そうとしたその日、あろうことか奉行の大岡忠相から異動を命じられることに──飢饉と悪政に喘ぐ、石見銀山の地にいって欲しいというのだ。自らの能力を誉められ、心が揺れる平左衛門。さらに、将軍が食するという〈嘉祥菓子〉を褒美にちらつかされたのが、とどめとなり、快諾してしまう。だが、江戸から四十二日の旅の果てにたどり着いた石見の土地は、想像を絶する悲惨な状況だった──。
情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321809000197/
■著者紹介 土橋章宏(どばし あきひろ)
1969年、大阪府生まれ。関西大学工学部卒業。2009年「スマイリング」で函館港イルミナシオン映画祭第13回シナリオ大賞グランプリ、「海煙」で第13回伊豆文学賞最優秀賞、2011年「緋色のアーティクル」で第3回TBS 連ドラ・シナリオ大賞入選、「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞受賞。2013年に小説『超高速!参勤交代』で作家デビュー。同名映画で第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞に輝いた。主な著作に、『超高速!参勤交代 リターンズ』『幕末まらそん侍』『引っ越し大名三千里』など。小社刊に『遊郭医光蘭 闇捌き(一)』『遊郭医光蘭 闇捌き(二)』がある。
■書誌情報
発売:2019年3月28日(金)※電子書籍同日配信予定
定価:本体1600+税
装画:水口理恵子
装丁:原田郁麻
頁数:280頁
体裁:四六判並製
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「文芸カドカワ」41号、43~45号掲載後、加筆修正。
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