掲載開始日 2023年08月05日
第54回星雲賞・海外短編部門賞を、『流浪地球』収録「流浪地球」が受賞!(劉慈欣:著 大森望・古市雅子:訳)
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:夏野剛)より2022年9月に刊行された『流浪地球』に収録された表題作、「流浪地球」が、SFファンダムの協議機構・日本SFファングループ連合会議の選定する星雲賞を受賞!
「流浪地球」は、『三体』著者によるSF短編で、中国大ヒット映画の原作です。表題作を収録した『流浪地球』は、全6作からなる短編集。同時に刊行された『老神介護』とともに話題を呼びました。日本SFファンからの熱い支持を受けてこのたびの受賞となりましたことを大変光栄に思います。著者・翻訳者の皆様にお祝いを申し上げます。
「流浪地球」は、『三体』著者によるSF短編で、中国大ヒット映画の原作です。表題作を収録した『流浪地球』は、全6作からなる短編集。同時に刊行された『老神介護』とともに話題を呼びました。日本SFファンからの熱い支持を受けてこのたびの受賞となりましたことを大変光栄に思います。著者・翻訳者の皆様にお祝いを申し上げます。
あらすじ
ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。
著者略歴
劉 慈欣
1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。
訳者略歴
大森 望
SF翻訳家、書評家、「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。1961年生、京都大学文学部卒。訳書にテッド・チャン『息吹』、コニー・ウィリス『クロストーク』、劉慈欣『三体』三部作(共訳)、著書に『21世紀SF1000』『同PART2』(以上、早川書房)他多数。責任編集の『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』(河出文庫)全10巻で日本SF大賞特別賞と星雲賞自由部門をW受賞。
古市 雅子
1996年から単身北京大学に留学。北京大学中文系比較文学与世界文学専攻博士(文学)。北京大学准教授。主な著書に『「満映」電影研究』(中国・九州出版社)、訳書に『中国文化読本』(外研社)など。北京大学外国語学院明治大学マンガ図書館分館館長。
書誌情報
『流浪地球』
劉慈欣:著
大森望・古市雅子:訳
2022年9月9日(金)発売
四六判上製
312p
ISBN 978-4-04-065993-0
定価:2,420円(本体2200円+税)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322007000572/
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