商品情報
◆角川映画45周年を記念して、角川映画第1作『犬神家の一族』(1976年公開)が、ついに4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】で登場!オリジナル・35mmネガフィルムから引き出された精細な映像やクリアな音声を、史上最高品位のフォーマットでお楽しみいただけます! また当時の上映システムや、過去のパッケージで、その画郭、色味においても様々な解釈があった本作。今回の4K修復にあたって、作品が完成した本来の形(=初号試写)を再現すべく徹底調査に基づいた修復を行い、製作45周年、究極の『犬神家の一族』として満を持して発売!!
◆究極の4K修復版作成にあたって、市川崑監督が描いた世界観を忠実に再現すべく、KADOKAWAにて保管されていた1976年ストックの上映プリントの解析にはじまり、東洋現像所(現・IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)で発掘された初号オリジナル・タイミングシート(カット毎の色味の補正値)、更には当時の実作業を担当したフィルム技術スタッフ陣の証言をもとに、色調・画郭を徹底検証の上、市川組の編集を手掛ける長田千鶴子の最終監修を経たグレーディング・サウンドトランスファーを敢行。1,000nitsのダイナミックレンジ(SDRは100nits)の表現域を活かし、新たなHDR(High Dynamic Range)グレーディングを施した16bitニューマスターを使用することで、光と影を巧みに操る「映像の魔術師」と評された市川流映像美の最大表現が実現。
◆究極の画質を収録するために、UHD-BDは、ハリウッドメジャー作品や一部の大作邦画でも採用されている3層ディスク(100GB)を採用。加えて、日本語字幕・英語字幕を収録し、最終形態にして最高峰のパッケージメディアを実現!!
◆『犬神家の一族』完全資料集成(A4/ソフトカバー/192ページ)を同梱!!
2017年8月9日に発売されるやファンの間で話題になり、現在も高値での取引が続く「『悪魔の手毬唄』完全資料集成」(別冊「映画秘宝」編集部・編)を手掛けた編集スタッフによる完全資料集成第2弾!!
◆角川映画45周年企画「角川映画祭」が、11月19日よりテアトル新宿、EJアニメシアター新宿ほか全国順次上映!
◆特典ディスク(Blu-ray)には、4K修復に密着した『犬神家の一族』4Kデジタル修復の軌跡【新撮】はじめ、過去のソフトに収録された、市川崑 映像の秘密[リエディット完全版]、オフショッツ〈市川崑 映像の秘密〉を撮った日(ともに2015年発売「市川崑Blu-rayBOX」特典)、検証『犬神家の一族』は、こうして作られた、誕生!金田一耕助(ともに2006年発売『犬神家の一族』コレクターズ・エディションDVD特典)や、初収録となる撮影現場のメイキング映像(映像提供:スポニチクリエイツ)なども収録。
◆日本映画史に残る不朽の名作! 巨匠・市川崑監督がメガホンを取った記念すべき角川映画第1作。原作は、横溝正史の傑作ミステリー小説。石坂浩二演じる名探偵・金田一耕助が、大富豪一家で起きた怪事件に挑む! 佐清の白マスクや水面から突き出た足など、強烈なインパクトで社会現象を巻き起こした。音楽はこれが初の劇場用作品となる大野雄二(「ルパン三世」「小さな旅」)が担当。印象的な特大明朝体のタイトルレイアウト、大胆なカッティングによる編集構成などの映像表現もまた、時代を超えて様々なクリエイター・アーティストへ影響を与え続けるエバーラスティングな作品である。
<ストーリー>
日本の製薬王といわれた犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が、ある遺言状を残して永眠した。佐兵衛には腹違いの三人の娘、松子、竹子、梅子がおり、それぞれに佐清、佐武、佐智という息子がいた。さらに犬神屋敷には、佐兵衛が地盤を築く上で世話になった大恩人の孫娘・野々宮珠世という娘も住んでいた。遺言状は、“三人の孫のいずれかとの結婚を条件に、犬神家の全財産を珠世に譲渡する”という内容だった。巨額の財産とその鍵を握る珠世をめぐり、やがて凄惨な殺人事件が次々に発生する。遺言状が一族の争いの元凶となることを予期し、遺言を管理する法律事務所に呼ばれていた名探偵・金田一耕助は、事件を追ううちに犬神家の血の系譜の裏にある驚愕の真相に突き当たる……。