丘の上の洋食屋オリオン はなむけのひと皿

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784041156452
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丘の上の洋食屋オリオン はなむけのひと皿

  • 著者 沖田 円
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784041156452

新しい一歩も、この味とともに――美味しくて心温まる物語

緑豊かな丘の上に建つ洋食屋オリオン。小さな庭にはハーブと自家製野菜が生き生きと葉を茂らせ、看板猫の黒猫ネロがお出迎え。ここはいつも変わらない居心地のいい店だ。オーナー兼シェフは28歳のくるみ。病気になってしまった祖母から、この店を受け継いだ。小学生の時、不登校になったくるみだが、この店で過ごた時間が、彼女に元気を与えてくれた。今度は、自分が皆の居場所を作ろうと、はりきって切り盛りしている。そんなお店にやってくる常連客たちが、悩みながらも自分と向き合い、前を向いて歩いていく姿を描く、心温まる連作短編。母と自分を捨てた父の葬儀に出た花耶が、父との絆に気づくナポリタン、愛猫の介護をする女性がすり減っていく心を取り戻すミートドリア、70歳の洋子が思い出す、野菜嫌いの夫のために考案された冷静カボチャスープなど、別れを通じて新しい一歩を踏み出す人々の姿を描く、全5話。 緑豊かな丘の上に建つ洋食屋オリオン。小さな庭にはハーブと自家製野菜が生き生きと葉を茂らせ、看板猫の黒猫ネロがお出迎え。ここはいつも変わらない居心地のいい店だ。オーナー兼シェフは28歳のくるみ。病気になってしまった祖母から、この店を受け継いだ。小学生の時、不登校になったくるみだが、この店で過ごた時間が、彼女に元気を与えてくれた。今度は、自分が皆の居場所を作ろうと、はりきって切り盛りしている。そんなお店にやってくる常連客たちが、悩みながらも自分と向き合い、前を向いて歩いていく姿を描く、心温まる連作短編。母と自分を捨てた父の葬儀に出た花耶が、父との絆に気づくナポリタン、愛猫の介護をする女性がすり減っていく心を取り戻すミートドリア、70歳の洋子が思い出す、野菜嫌いの夫のために考案された冷静カボチャスープなど、別れを通じて新しい一歩を踏み出す人々の姿を描く、全5話。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

開店準備
第一話 はなむけのナポリタン
第二話 ミートドリアと星の声
第三話 夏暁【ルビ:なつあけ】の野菜たっぷりカレー
第四話 リスタートをつける桃のムースケーキ
第五話 思い出の冷製かぼちゃスープ
閉店時間

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