二重葉脈 新装版

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年01月24日
判型:
文庫判
ページ数:
640
ISBN:
9784041154656
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二重葉脈 新装版

  • 著者 松本 清張
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年01月24日
判型:
文庫判
ページ数:
640
ISBN:
9784041154656

金は、重役は、どこへ消えた? 歪んだ格差社会に光を当てた傑作長編!

大手家電メーカーのイコマ電器が倒産した。ワンマン社長の生駒伝治が、粉飾決算をつづけていたばかりか、重役たちとともに3億円あまりの金を横領した疑いがあると聞き、行き詰まった下請業者らは憤慨する。ところが当の生駒はのらりくらりとそれをかわして説明責任を果たそうとしない。そのさなか、前重役のひとりが失踪。殺人を疑う警察は捜査に乗り出すが……。不合理な社会のひずみを激しく糾弾した社会派長編推理小説。 大手家電メーカーのイコマ電器が倒産した。ワンマン社長の生駒伝治が、粉飾決算をつづけていたばかりか、重役たちとともに3億円あまりの金を横領した疑いがあると聞き、行き詰まった下請業者らは憤慨する。ところが当の生駒はのらりくらりとそれをかわして説明責任を果たそうとしない。そのさなか、前重役のひとりが失踪。殺人を疑う警察は捜査に乗り出すが……。不合理な社会のひずみを激しく糾弾した社会派長編推理小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

二重葉脈

解説・香山二三郎

「二重葉脈 新装版」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 1960年代後半の脂の乗った時期の松本清張作品復刊。社会経済サスペンスの緊張感と、当時の社会の構造、生活の様子などが興味深い展開から、遠距離の大胆な移動を含む多くの謎を伴うど真ん中の推理小説のそれへと移り 1960年代後半の脂の乗った時期の松本清張作品復刊。社会経済サスペンスの緊張感と、当時の社会の構造、生活の様子などが興味深い展開から、遠距離の大胆な移動を含む多くの謎を伴うど真ん中の推理小説のそれへと移り、清張文学の醍醐味をまとめて味わえるような作品だった。事件解明の過程は、時代の違いもあり疑問が拭えないところも残ったが、時に戦慄を覚えるような驚くべき転換を見せる展開がやはりすごい。タイトルの通り、葉の表面に見える葉脈の筋が、とても意外な形で別の筋をその下に隠していたかのような、なかなかの転換だった。 …続きを読む
    majimakira
    2025年02月24日
    12人がナイス!しています
  • 3 3
    たけのうみ
    2025年03月03日
    1人がナイス!しています

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