吾妻おもかげ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041154632
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吾妻おもかげ

  • 著者 梶 よう子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041154632

「見返り美人図」で知られる浮世絵の祖・菱川師宣の火花のごとき生涯

絵師を志し故郷をあとにした吉兵衛は、吉原に入り浸る日々を過ごしていた。縫箔師の子に生まれながらも御用絵師・狩野一門に入門を請うが、門前払いされたことで腐っていたのだ。放蕩の日々のなか、気まぐれに遊女の小袖に刺繍を施した吉兵衛は、己の技巧で人々を笑顔にする喜びを知る。ふたたび創作の焔を胸に灯したことで、絵師として名を上げる決意を新たにした。浮世絵の祖・菱川師宣の熱き生涯を描いた歴史小説! 絵師を志し故郷をあとにした吉兵衛は、吉原に入り浸る日々を過ごしていた。縫箔師の子に生まれながらも御用絵師・狩野一門に入門を請うが、門前払いされたことで腐っていたのだ。放蕩の日々のなか、気まぐれに遊女の小袖に刺繍を施した吉兵衛は、己の技巧で人々を笑顔にする喜びを知る。ふたたび創作の焔を胸に灯したことで、絵師として名を上げる決意を新たにした。浮世絵の祖・菱川師宣の熱き生涯を描いた歴史小説!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 逢夜盃
第二章 挿絵絵師
第三章 迷 友
第四章 絵師菱川師宣
第五章 邂 逅
第六章 吾妻おもかげ

解 説  吉田伸子

「吾妻おもかげ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【図書館】絵師・菱川師宣のお話し。 師宣はそんなに詳しくは無い、「見返り美人」の作者であるという事ぐらい。 読んで「べらぼう」のはるか前の時代を生きた人と判った。 工房、版元の混沌とした時代、狩野派に 【図書館】絵師・菱川師宣のお話し。 師宣はそんなに詳しくは無い、「見返り美人」の作者であるという事ぐらい。 読んで「べらぼう」のはるか前の時代を生きた人と判った。 工房、版元の混沌とした時代、狩野派に対しての「浮世絵」を立ち上げた新時代を創り上げた作家さん。 いろいろな要素を組み合わせ画を創る、「さいとう・プロダクション」を思い浮かべた。 線を引くだけの人、背景を描くだけの人、部品だけの人、それで名前が残るのは「さいとう・たかお」では、それに携わる人はやってられねえと思う事も有るだろう。 菱川師宣も大変だ …続きを読む
    ぶんぶん
    2025年02月17日
    18人がナイス!しています
  • 安房の縫箔師の息子吉兵衛は、絵師をめざして江戸へ出、狩野派への入門を乞いますが門前払いされ、苦労の末に菱川師宣として成功。そこまでは良かったのですが、名が売れたことにより、菱川一門を守るべしと、弟子や 安房の縫箔師の息子吉兵衛は、絵師をめざして江戸へ出、狩野派への入門を乞いますが門前払いされ、苦労の末に菱川師宣として成功。そこまでは良かったのですが、名が売れたことにより、菱川一門を守るべしと、弟子や息子たちを分業制の道具のように扱ってしまったのは、まさに狩野派のようで、何やってんだ、と思っちゃいました。まぁ、最後に気づいただけ良かったのでしょうけど。因みに、菱川師宣って言われても、恥ずかしながら作品が浮かびませんでした(汗)。ラストで彼が描いている描写で、漸く「見返り美人図」の人と認識しました。 …続きを読む
    陽ちゃん
    2025年01月23日
    6人がナイス!しています

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