百年かぞえ歌

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784041153307

百年かぞえ歌

  • 著者 大崎 梢
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784041153307

著者初の文学館ミステリ! 作家が遺した謎の「かぞえ歌」に隠された事件

百年という時の流れの背後に埋もれた人々の思い、
そして、愛する作家と文学館に自分が出来ること――

里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。
そんな中、担当している地元出身作家の文学館「貴地崇彦生家館」に関して、刑事二人が聞き込みに来た。貴地は明治末期の生まれで戦後に活躍した作家だ。没後二十年以上になるが知名度はまだまだ高い。
刑事は収蔵物について聞きたいということだったが、なにやら裏に不穏な事件があるらしい。
調べると、数日前に発見された身元不明の青年遺体のポケットから、貴地にまつわる葉書が発見されたようだ。
驚き戸惑う由佳利のもとに、以前いちどだけ会った老齢女性の艶子が訪れる。艶子は若いころ貴地の愛人だったと噂される存在だ。
生前の貴地先生から、やり残したことがあると聞いていたという艶子。その勢いに呑まれて調べを続けた先で由佳利は、中学高校で同級生だった夏央にも再会する。彼も調査に加わり、3人の凸凹チームが誕生した。
やがて、貴地が謎の「かぞえ歌」を残していたことが分かり、そこに隠された秘密を辿るのだが……。

思いがつながる、著者初の文学館ミステリ。
ある作家をめぐる「百年」に、あなたは何を見つけますか。
百年という時の流れの背後に埋もれた人々の思い、
そして、愛する作家と文学館に自分が出来ること――

里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。
そんな中、担当している地元出身作家の文学館「貴地崇彦生家館」に関して、刑事二人が聞き込みに来た。貴地は明治末期の生まれで戦後に活躍した作家だ。没後二十年以上になるが知名度はまだまだ高い。
刑事は収蔵物について聞きたいということだったが、なにやら裏に不穏な事件があるらしい。
調べると、数日前に発見された身元不明の青年遺体のポケットから、貴地にまつわる葉書が発見されたようだ。
驚き戸惑う由佳利のもとに、以前いちどだけ会った老齢女性の艶子が訪れる。艶子は若いころ貴地の愛人だったと噂される存在だ。
生前の貴地先生から、やり残したことがあると聞いていたという艶子。その勢いに呑まれて調べを続けた先で由佳利は、中学高校で同級生だった夏央にも再会する。彼も調査に加わり、3人の凸凹チームが誕生した。
やがて、貴地が謎の「かぞえ歌」を残していたことが分かり、そこに隠された秘密を辿るのだが……。

思いがつながる、著者初の文学館ミステリ。
ある作家をめぐる「百年」に、あなたは何を見つけますか。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目次

1 予期せぬ来訪者
2 先生の友だち
3 過去への扉
4 昭和三十四年と三十五年
5 言わずに死なないで
6 お屋敷の中
7 見通しの悪い迷路
8 特別な何か
9 空白ばかりのパズル
10 懐中電灯を握りしめ
11 かぞえ歌は語る

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「百年かぞえ歌」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 今まで読んだ大崎さんの本の中でもちょっと変わり種の内容だった。ただ探しているのが百年前の謎だから、昔過ぎて現実的ではない。由佳利は何でこんなに必死で追いかけるの?と思わなくもない。でも大崎さんだから何 今まで読んだ大崎さんの本の中でもちょっと変わり種の内容だった。ただ探しているのが百年前の謎だから、昔過ぎて現実的ではない。由佳利は何でこんなに必死で追いかけるの?と思わなくもない。でも大崎さんだから何かあるんじゃないかと期待しながら読み続けてた。かぞえ歌も民話ではなくそれほど重要ではないかも。最後の辺り、謎が解明された後由佳利が思ったこと。自分よりもっと理不尽な辛い思いをしてる人が沢山いる、曇りの日もあれば晴れの日もある、思い通りにいかない現実を受け止め何とか前を向いて歩いていくしかない。一番響いたかな。 …続きを読む
    ふわりん
    2024年11月18日
    9人がナイス!しています
  • とある身元不明の遺体が持っていた古いハガキからもたらされる謎。 由佳利が調査しているときは一緒にいるかのようにワクワクした。人の死が関わっているのにワクワクって不謹慎かなと思うがちょっとした非日常の冒 とある身元不明の遺体が持っていた古いハガキからもたらされる謎。 由佳利が調査しているときは一緒にいるかのようにワクワクした。人の死が関わっているのにワクワクって不謹慎かなと思うがちょっとした非日常の冒険のようで面白かった。 作家によって残された謎は分かってみると悲しみの方が強かった。 …続きを読む
    ユウハル
    2024年11月01日
    9人がナイス!しています
  • 大崎梢にしては珍しいミステリ(って私が思ってるだけ?)。 先月読んだ「誰にも探せない」がイマイチだったから手に取るのを迷ったけれど、読んで良かった。 ただ最初に「クニちゃん」と一緒に「シゲ」がでてくるの 大崎梢にしては珍しいミステリ(って私が思ってるだけ?)。 先月読んだ「誰にも探せない」がイマイチだったから手に取るのを迷ったけれど、読んで良かった。 ただ最初に「クニちゃん」と一緒に「シゲ」がでてくるのにシゲがちっとも登場しないので、何となく想像がついてしまった。 …続きを読む
    toshi
    2024年11月12日
    8人がナイス!しています

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