猫沢文具店の借りぐらし

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年09月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784040755755
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猫沢文具店の借りぐらし

  • 著者 谷崎 泉
  • イラスト 榊 空也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年09月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784040755755

きっとみんな、何かを抱えて生きている。あたたかい日常の物語

 元編集者の猫沢二胡(ねこさわ にこ)は最愛の夫を喪い、仕事をなくし、閑古鳥の鳴く実家の文具店で店番をしつつ一人暮らしをしている。
 そんな折、突然甥っ子である大学生の明澄(あすみ)が訪ねてきた。シングルマザーの母の結婚をきっかけに家を出ると言う。
 二胡はとっさに同居を提案し、不思議なふたり暮らしが始まった。
 静かな日々に明澄が加わり、文具店のわけありなお客様たちとの交流もあり、なぜか猫もやってくる。空虚だった二胡の日常はいつしか賑やかになり、ある目標もできて――
 借りぐらしから居場所が見つかる、あたたかい日常の物語。
 元編集者の猫沢二胡(ねこさわ にこ)は最愛の夫を喪い、仕事をなくし、閑古鳥の鳴く実家の文具店で店番をしつつ一人暮らしをしている。
 そんな折、突然甥っ子である大学生の明澄(あすみ)が訪ねてきた。シングルマザーの母の結婚をきっかけに家を出ると言う。
 二胡はとっさに同居を提案し、不思議なふたり暮らしが始まった。
 静かな日々に明澄が加わり、文具店のわけありなお客様たちとの交流もあり、なぜか猫もやってくる。空虚だった二胡の日常はいつしか賑やかになり、ある目標もできて――
 借りぐらしから居場所が見つかる、あたたかい日常の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ


すべてを失い実家に身を寄せた二胡(にこ)。閑古鳥の鳴く文具店の店番をしながら漫然と一日を過ごしていた。そこに甥っ子の明澄(あすみ)が「家を出る」と言いに来て――。


迷い猫に餌をあげないことを伝えたことをきっかけに、ぎくしゃくする二胡と明澄。そんな中、二胡は駅で偶然、知り合いの女子高生の窮状を見かけ、つい声をかけてしまう。


地元に知り合いも増え、二胡のライターの仕事も少しずつ広がりを見せていく。ふたりぐらしも軌道に乗ったある日、台風が近づいてくる。迷い猫のことが気になる二人だが……。

「猫沢文具店の借りぐらし」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • このレーベルの作品としては、対象年齢が高め。酸いも甘いも噛みしめてきた、大人の女性が主人公。文具店とあるが、アイテムの話題がメインではなく、あくまでも主人公とかのじょをめぐる人間関係がメイン。地に足の このレーベルの作品としては、対象年齢が高め。酸いも甘いも噛みしめてきた、大人の女性が主人公。文具店とあるが、アイテムの話題がメインではなく、あくまでも主人公とかのじょをめぐる人間関係がメイン。地に足のついた感じがとてもよく、しっかりと読めた。あとをひくような気がかりなことが多すぎるので、続編を希望します。 …続きを読む
    佐島楓
    2024年09月16日
    55人がナイス!しています
  • 最愛の夫を喪い、仕事や終の棲家もなくし、実家の文具店で店番をしつつ一人暮らしをする元編集者の猫沢二胡。訪ねてきた甥っ子の大学生の明澄と不思議なふたり暮らしが始まる物語。シングルマザーの母の結婚をきっか 最愛の夫を喪い、仕事や終の棲家もなくし、実家の文具店で店番をしつつ一人暮らしをする元編集者の猫沢二胡。訪ねてきた甥っ子の大学生の明澄と不思議なふたり暮らしが始まる物語。シングルマザーの母の結婚をきっかけに家を出るという明澄に対して、とっさに同居を提案して始まった日々。静かだった日々に明澄が加わり、文具店のわけありなお客様たちとの交流もあって、悪天候のたびになぜかやってくる猫に振り回されたりもして、周囲との関わりが増えていくことで、その世界が少しずつ変わっていく何気ない日々の描写がとても素敵な物語でしたね。 …続きを読む
    よっち
    2024年10月16日
    34人がナイス!しています
  • 作者買い。主人公は熱くも冷たくもなく、でも筋が通ったところに共感。谷崎先生ご自身に重なる保護猫捕獲。猫共々、甥と楽しく過ごす姿を続きで読みたい。 作者買い。主人公は熱くも冷たくもなく、でも筋が通ったところに共感。谷崎先生ご自身に重なる保護猫捕獲。猫共々、甥と楽しく過ごす姿を続きで読みたい。
    まふぃん
    2024年10月14日
    18人がナイス!しています

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