100分間で楽しむ名作小説 みぞれ

100分間で楽しむ名作小説 みぞれ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年11月25日
判型:
文庫判
ページ数:
128
ISBN:
9784041152522
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100分間で楽しむ名作小説 みぞれ

  • 著者 重松 清
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年11月25日
判型:
文庫判
ページ数:
128
ISBN:
9784041152522

大切なものを見つめ直す100分間。いつもより大きな文字で届ける厳選名作

晩年を迎え、体が動かなくなった父親に複雑な思いを抱く43歳の息子。心配する半面、迷惑という気持ちがせりあがり、両親の死まで冷静に見つめるようになってしまった。冷酷で冷徹な息子なのかと自身に落胆しながらも、ずっと考えていることがある。お父ちゃん、生きていることは、楽しい――?人生の大切なものを見つめ直す時間をくれる3作品。 晩年を迎え、体が動かなくなった父親に複雑な思いを抱く43歳の息子。心配する半面、迷惑という気持ちがせりあがり、両親の死まで冷静に見つめるようになってしまった。冷酷で冷徹な息子なのかと自身に落胆しながらも、ずっと考えていることがある。お父ちゃん、生きていることは、楽しい――?人生の大切なものを見つめ直す時間をくれる3作品。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

みぞれ
遅霜おりた朝
ひとしずく

「100分間で楽しむ名作小説 みぞれ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 脳梗塞の後遺症の残る父とその息子の『みぞれ』含めた家族に纏わる3作の短篇集からなる作品で、100分と言わず30分程で読了。どの話も家族の存在の有り難み以上に、家族がいる事で発生する負の面(介護を要する頑固な 脳梗塞の後遺症の残る父とその息子の『みぞれ』含めた家族に纏わる3作の短篇集からなる作品で、100分と言わず30分程で読了。どの話も家族の存在の有り難み以上に、家族がいる事で発生する負の面(介護を要する頑固な父との確執、自分を優先し家族を捨てた母親の死、デリカシーのない義弟との付き合い)が全面に押し出され、総合的に家族について考えさせられる作品でした。自分が苦労をさせられながらも、家族を思いやる余裕を私はこの作品の登場人物のようにもてるんだろうか…。 …続きを読む
    2025年01月18日
    16人がナイス!しています
  • さらっと読める短編集。3篇の中で気に入ってるのはタイトルにもある「みぞれ」。 決定的な出来事は起こらないけれど、情景描写がとても自然で他人の記録を覗き見てるみたいなリアリティと没入感があった。 理屈で さらっと読める短編集。3篇の中で気に入ってるのはタイトルにもある「みぞれ」。 決定的な出来事は起こらないけれど、情景描写がとても自然で他人の記録を覗き見てるみたいなリアリティと没入感があった。 理屈では主人公が正しいんだろうけど、人間として生きている以上、両親のように感情を優先することの方が幸せにつながるんだろうな、、ハラハラさせられるけど。 …続きを読む
    優良児
    2025年04月17日
    2人がナイス!しています
  • 本当に100分程度で読み終わりました。3つの短編小説。それぞれ家族にまつわる話であり、辛辣な内容ながら最後にはすこしほっとできるストーリー。おすすめです。 本当に100分程度で読み終わりました。3つの短編小説。それぞれ家族にまつわる話であり、辛辣な内容ながら最後にはすこしほっとできるストーリー。おすすめです。
    dachshund
    2024年11月28日
    2人がナイス!しています

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