• 『その幸せは本物ですか？』と帯にある。もうドキドキするじゃない（汗）松本清張から始まるアンソロジー6話。緒形拳や岩下志麻、小川真由美に脳内で変換されていた『鬼畜』は忘れられない。ラストは矢樹さん、おぞ 『その幸せは本物ですか？』と帯にある。もうドキドキするじゃない（汗）松本清張から始まるアンソロジー6話。緒形拳や岩下志麻、小川真由美に脳内で変換されていた『鬼畜』は忘れられない。ラストは矢樹さん、おぞましさ全開の『裂けた繭』いやはやどれもいや～な読後感にため息が出る（褒めてます） …続きを読む
  いつでも母さん

  2024年10月25日
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• 戦後の高度経済成長期から現在までの流れに沿って、家族の中に生じた歪みを描いた六つの短編。豪華執筆陣だけあって、どのお話ものめり込む様に引き込まれ、ゾワゾワとした読後感を堪能した。『鬼畜』は三度も映像化 戦後の高度経済成長期から現在までの流れに沿って、家族の中に生じた歪みを描いた六つの短編。豪華執筆陣だけあって、どのお話ものめり込む様に引き込まれ、ゾワゾワとした読後感を堪能した。『鬼畜』は三度も映像化されたという傑作。『本末転倒殺人事件』では、皮肉な展開に翻弄される。インタビュー形式の『不文律』では、想像力が駆り立てられ、『花ざかりの家』はラストに衝撃が。『おばあちゃんの家』では途中でえっ?となってしまった。『裂けた繭』は既読だったが、今回も恐ろしさと気持ち悪さ全開。どの作品も強烈なインパクトだった。 …続きを読む
  Ikutan

  2024年11月29日
  64人がナイス！しています
• 松本清張『鬼畜』愛人との3人の子どもを引き取るも、自分に似ていないことで出自を疑い、3人の子どもを遺棄する。鬼畜というタイトルがふさわしい。宮部みゆき『不文律』インタビューだけで明らかになっていく真相が 松本清張『鬼畜』愛人との3人の子どもを引き取るも、自分に似ていないことで出自を疑い、3人の子どもを遺棄する。鬼畜というタイトルがふさわしい。宮部みゆき『不文律』インタビューだけで明らかになっていく真相が怖い。小池真理子『花ざかりの家』「この家に嫁いだ女は、みな、頭が変になりよる」うすうす感じる、この家の違和感。理由が分かると怖気だつ。新津きよみ『おばあちゃんの家』最後が勧善懲悪。矢樹純『裂けた繭』引きこもりの誠司。父は家を出て、母は誠司の言葉をちゃんと聞かない。それ故起こる悲劇。読み応えのある一冊でした。 …続きを読む
  モモ

  2024年10月20日
  41人がナイス！しています

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