テトラド2 統計外暗数犯罪

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041150870
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テトラド2 統計外暗数犯罪

  • 著者 吉上 亮
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041150870

被害者が大切な人だった。裁く者は公正でいられるか?

冲方丁氏、大森望氏推薦!

――ショッキングな猛火のシーンから始まり、じわじわと異様な世界が立ち現れる。火によって炙り出される「罪」と「赦し」、どちらに「共感」すべきかを読者に迫る、SF犯罪劇の新機軸!!(冲方丁氏(作家))

――隅田川に築かれた大堤防。水没に瀕した墨東の地に、矯正杭から解き放たれた過剰共感存在[フランケンシュタイン・アンバウンド]が降臨する。『PSYCHO-PASS』の系譜に連なる壮絶な近未来警察アクション、開幕。(大森望氏(書評家、翻訳家)


(あらすじ)
「奴がいる地域では犯罪発生率が必ず上昇する?」
不自然な犯罪の多発を目の当たりにした警察官の永代正閏は、統計外暗数犯罪調整課の正暉と静真から、元凶というべき存在を告げられる。他人の感情を増幅させるというその男は、2年前の拘置所火災で正暉と静真、永代にとって掛け替えのない人の命を奪っていた。「共感」が炙り出す罪を理解 し、悪を裁くすべはあるのか。正義のジレンマに真っ向から挑む、近未来警察小説、解決篇!
冲方丁氏、大森望氏推薦!

――ショッキングな猛火のシーンから始まり、じわじわと異様な世界が立ち現れる。火によって炙り出される「罪」と「赦し」、どちらに「共感」すべきかを読者に迫る、SF犯罪劇の新機軸!!(冲方丁氏(作家))

――隅田川に築かれた大堤防。水没に瀕した墨東の地に、矯正杭から解き放たれた過剰共感存在[フランケンシュタイン・アンバウンド]が降臨する。『PSYCHO-PASS』の系譜に連なる壮絶な近未来警察アクション、開幕。(大森望氏(書評家、翻訳家)


(あらすじ)
「奴がいる地域では犯罪発生率が必ず上昇する?」
不自然な犯罪の多発を目の当たりにした警察官の永代正閏は、統計外暗数犯罪調整課の正暉と静真から、元凶というべき存在を告げられる。他人の感情を増幅させるというその男は、2年前の拘置所火災で正暉と静真、永代にとって掛け替えのない人の命を奪っていた。「共感」が炙り出す罪を理解 し、悪を裁くすべはあるのか。正義のジレンマに真っ向から挑む、近未来警察小説、解決篇!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

断章
第二部 テトラド
第三部 共助者
終章

(『テトラド1 統計外暗数犯罪』目次)
序章
第一部 統計外暗数犯罪

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「テトラド2 統計外暗数犯罪」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 他人に過剰共感を与えるテトラド、百愛部亥良により引き起こされた土師町の連続放火と連続殺人ならびに殺人未遂事件。地元の不動産屋、土師家がどんな形であったか、百愛部を受け入れたことで人間の悪性といえる感情 他人に過剰共感を与えるテトラド、百愛部亥良により引き起こされた土師町の連続放火と連続殺人ならびに殺人未遂事件。地元の不動産屋、土師家がどんな形であったか、百愛部を受け入れたことで人間の悪性といえる感情が過剰に発現した。静真と正暉、そして皆規の父の永代はそれぞれの現場に向かうも、息子を理不尽な形で奪われた永代は、百愛部のテトラドに飲み込まれてしまう。→正義も悪もどちらも人間は持っているが、最後の一線を超えないかどうか、引き止める力こそ善であると言えるのかな…。皆規が最期に正暉に伝えた言葉の伏線回収が良かった …続きを読む
    かなで
    2024年07月28日
    14人がナイス!しています
  • シリーズ第二弾。過剰な共感を引き起こす存在・テトラドと、彼らに対峙する警察組織のSFサスペンス。善と悪、そして正義についての話。振り返ると前巻は事件の前提条件が揃うまでの長い序章に過ぎなかったと分かる。 シリーズ第二弾。過剰な共感を引き起こす存在・テトラドと、彼らに対峙する警察組織のSFサスペンス。善と悪、そして正義についての話。振り返ると前巻は事件の前提条件が揃うまでの長い序章に過ぎなかったと分かる。2も全体的に冗長な印象で、やはりもっとテンポをよくして二冊を一冊に収めた方が良かったのでは。でも1でこの描写は一体何なんだ…と感じた部分もちゃんと意味があったので、1を読んで評価を保留した方はとりあえず2まで読むとスッキリするかも。亥良が登場するシーンの鳥肌立つ感じが良かった。正暉の在り方が好き。星:4/5 …続きを読む
    冬野
    2024年07月21日
    10人がナイス!しています
  • SFクライムサスペンス。拘置所大火災を端に、土師町で連続火災。もう1人のテトラド・百愛部亥良が登場し全容が見えてくる。皆規がどちらも同様に接していたのに、同じテトラドでも静真とはだいぶ違う。『悪は多分、 SFクライムサスペンス。拘置所大火災を端に、土師町で連続火災。もう1人のテトラド・百愛部亥良が登場し全容が見えてくる。皆規がどちらも同様に接していたのに、同じテトラドでも静真とはだいぶ違う。『悪は多分、人間の普通の状態、善は努力しなければ手に入らない。正義は善にも悪にも属さなく行為を指す。』これに尽きる。努力しなければ、百愛部のようにただ思うままに(人のせいにして)悪を撒き散らすだけ。最後の正暉に対する静真が◎ …続きを読む
    =emy=
    2024年09月03日
    9人がナイス!しています

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