- 著者 宮本 雅史
- 発売日:
- 2024年10月04日
- 商品形態:
- 電子書籍
「特攻」の聲 隊員と遺族の八十年
- 著者 宮本 雅史
- 発売日:
- 2024年10月04日
- 商品形態:
- 電子書籍
彼らは私たちに何を遺したのか? 特攻隊員たちの声なき声に耳をすます
【「エンジンのついた爆弾」で飛んだ男は、戦後三十年、誰にも語らず水道を整備した】
昭和19(1944)年、苦戦を余儀なくされる中で組織された必死必殺の「特別攻撃隊」。大戦中「軍神」として崇められ、戦後は戦争犯罪者と言われた隊員や遺族たちには、胸に秘め続けた想いがあった。
笑顔の写真を残した荒木幸雄、農場経営が夢だった森丘哲四郎、出撃直前「湊川だよ」とつぶやいた野中五郎……自らの命を懸けた特攻隊員たちは、私たちに何を託したのか? 30年以上にわたり元隊員と遺族の取材を続けてきた記者が、今だからこそ語られた証言に耳を澄ます。
最初の特攻出撃を見送った第一航空艦隊副官
「娑婆の未練」を断ち切り二度飛び立った元隊員
沖縄で特攻機の最期を目に焼き付けた女性
晩年、想い人の遺影を病床で握りしめた婚約者
彼らの「戦後」は終わっていなかった――
【目次】
序章 笑顔の奥の真実を求めて
第一章 出撃した者たち
一 最初の特攻
二 学徒出陣の特攻隊員
三 死を決断した者の「目」
四 沖縄だけが見た最期
五 非情な人間ロケット
六 「後に続くを信ず」が問いかけるもの
第二章 見送った者たち
一 終わらない終戦――母
二 同じ海へ還る――婚約者
三 残された者の宿題――父と弟
四 慰霊の心の旅――大西中将の妻
第三章 大義に生きた者たち
一 楠公精神の系譜
二 海外の評価
あとがき
主要参考文献
昭和19(1944)年、苦戦を余儀なくされる中で組織された必死必殺の「特別攻撃隊」。大戦中「軍神」として崇められ、戦後は戦争犯罪者と言われた隊員や遺族たちには、胸に秘め続けた想いがあった。
笑顔の写真を残した荒木幸雄、農場経営が夢だった森丘哲四郎、出撃直前「湊川だよ」とつぶやいた野中五郎……自らの命を懸けた特攻隊員たちは、私たちに何を託したのか? 30年以上にわたり元隊員と遺族の取材を続けてきた記者が、今だからこそ語られた証言に耳を澄ます。
最初の特攻出撃を見送った第一航空艦隊副官
「娑婆の未練」を断ち切り二度飛び立った元隊員
沖縄で特攻機の最期を目に焼き付けた女性
晩年、想い人の遺影を病床で握りしめた婚約者
彼らの「戦後」は終わっていなかった――
【目次】
序章 笑顔の奥の真実を求めて
第一章 出撃した者たち
一 最初の特攻
二 学徒出陣の特攻隊員
三 死を決断した者の「目」
四 沖縄だけが見た最期
五 非情な人間ロケット
六 「後に続くを信ず」が問いかけるもの
第二章 見送った者たち
一 終わらない終戦――母
二 同じ海へ還る――婚約者
三 残された者の宿題――父と弟
四 慰霊の心の旅――大西中将の妻
第三章 大義に生きた者たち
一 楠公精神の系譜
二 海外の評価
あとがき
主要参考文献
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。