部首の誕生 漢字がうつす古代中国

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年10月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
288
ISBN:
9784040825120
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部首の誕生 漢字がうつす古代中国

  • 著者 落合 淳思
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年10月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
288
ISBN:
9784040825120

「止」は元々「すすむ」の意味――漢字の構造から見える古代中国の風景

【「横」は木(きへん)、「特」は牛(うしへん)はなぜ?】
「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか……身近な部首の起源を探ると、古代中国の景色が見えてくる! 現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた、中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から、西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、漢字は中国王朝史と共に変化を遂げてきた。甲骨文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす。

「零」は「わずかに雨が降る」様子だった
「示」は祭祀用の机に供物が載っている
「酬」は本来「酒をすすめる」こと
「聖」は「よく聞く」人を讃えた文字

【目次】
はじめに──部首は古代世界の縮図
序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ
第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ
 □コラム 甲骨文字の部首と配列
第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」
 □コラム そのほかの動植物を元にした部首
第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける
 □コラム そのほかの人体を元にした部首
第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器
 □コラム そのほかの人工物を元にした部首
第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ
 □コラム そのほかの字素の部首
第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示
 □コラム そのほかの複合字を元にした部首
第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史
 □コラム そのほかの同化・分化した部首
第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究
 □コラム 字源のない部首
おわりに──漢字の世界の広がり

索引
【「横」は木(きへん)、「特」は牛(うしへん)はなぜ?】
「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか……身近な部首の起源を探ると、古代中国の景色が見えてくる! 現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた、中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から、西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、漢字は中国王朝史と共に変化を遂げてきた。甲骨文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす。

「零」は「わずかに雨が降る」様子だった
「示」は祭祀用の机に供物が載っている
「酬」は本来「酒をすすめる」こと
「聖」は「よく聞く」人を讃えた文字

【目次】
はじめに──部首は古代世界の縮図
序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ
第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ
 □コラム 甲骨文字の部首と配列
第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」
 □コラム そのほかの動植物を元にした部首
第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける
 □コラム そのほかの人体を元にした部首
第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器
 □コラム そのほかの人工物を元にした部首
第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ
 □コラム そのほかの字素の部首
第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示
 □コラム そのほかの複合字を元にした部首
第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史
 □コラム そのほかの同化・分化した部首
第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究
 □コラム 字源のない部首
おわりに──漢字の世界の広がり

索引

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに──部首は古代世界の縮図
序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ
第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ
 □コラム 甲骨文字の部首と配列
第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」
 □コラム そのほかの動植物を元にした部首
第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける
 □コラム そのほかの人体を元にした部首
第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器
 □コラム そのほかの人工物を元にした部首
第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ
 □コラム そのほかの字素の部首
第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示
 □コラム そのほかの複合字を元にした部首
第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史
 □コラム そのほかの同化・分化した部首
第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究
 □コラム 字源のない部首
おわりに──漢字の世界の広がり
主要参考文献一覧
挿図出典一覧
索引

「部首の誕生 漢字がうつす古代中国」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 身近な部首の起源について、甲骨文字研究の第一人者が古代中国における漢字部首成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす1冊。現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた中国史上最古の王朝 身近な部首の起源について、甲骨文字研究の第一人者が古代中国における漢字部首成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす1冊。現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、中国王朝史と共に変化を遂げてきた漢字の変遷を辿る一方、動植物や人体、人工物、自然や建築、複合字や同化・分化したもの、成り立ちに諸説ある部首など、タイプ別に分類された様々な部首が、その過程で形や意味を変えながら今に繋がる様子を興味深く読めました。 …続きを読む
    よっち
    2024年11月05日
    24人がナイス!しています
  • 亀甲文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化・社会・自然観との関係を解きほぐす。「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか。現在使われている214部首のうち約8割が出現していた 亀甲文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化・社会・自然観との関係を解きほぐす。「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか。現在使われている214部首のうち約8割が出現していた中国史最古・殷王朝(3000年以上前)。当時の亀甲文字から、西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、漢字は中国王朝史と共に変化を遂げてきた。【序】漢字の歴史:甲骨文字から楷書へ。【1】部首の歴史:説文解字から康熙字典へ。【2】動植物を元にした部首。【3】人体を元にした部首。【4】人工物を元にした部首。 …続きを読む
    vinvin
    2024年11月24日
    6人がナイス!しています
  • 漢字の成り立ちを知るのは面白い。「部首の……」の題名に惹かれて手に取って眺めた。読後、内容はほぼ記憶に残ってないが良い経験が出来た。形声文字の音符という概念が気になって未だモヤモヤしている。 漢字の成り立ちを知るのは面白い。「部首の……」の題名に惹かれて手に取って眺めた。読後、内容はほぼ記憶に残ってないが良い経験が出来た。形声文字の音符という概念が気になって未だモヤモヤしている。
    山中鉄平
    2024年12月15日
    0人がナイス!しています

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