科捜研の砦

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年06月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041150313

科捜研の砦

  • 著者 岩井 圭也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年06月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041150313

たとえ神に見放されたとしても、科学は彼を裏切らない

科捜研トップと言われる鑑定技術力と幅広い知識、そして、信じられないほどの愛想のなさで警察内部でも有名人の土門誠。科学鑑定に並々ならぬ熱意を捧げ、「科捜研の最後の砦」と呼ばれる土門は、遺体や現場に残された、少しの違和感も見過ごさない。そこに隠されているのがどれほど残酷な事実だったとしても、土門は必ず真実を追究する――。
『楽園の犬』『われは熊楠』など、次々と話題作を刊行し続ける気鋭の作家が描く、鑑定ミステリ。
科捜研トップと言われる鑑定技術力と幅広い知識、そして、信じられないほどの愛想のなさで警察内部でも有名人の土門誠。科学鑑定に並々ならぬ熱意を捧げ、「科捜研の最後の砦」と呼ばれる土門は、遺体や現場に残された、少しの違和感も見過ごさない。そこに隠されているのがどれほど残酷な事実だったとしても、土門は必ず真実を追究する――。
『楽園の犬』『われは熊楠』など、次々と話題作を刊行し続ける気鋭の作家が描く、鑑定ミステリ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

「罪の花」
科警研の尾藤宏香のもとに持ち込まれた依頼は、山中に数か所に分けてバラバラに埋められた、謎の白骨遺体の鑑定。遺体発見現場を検証した科捜研の若きエース、土門誠との話す中で、遺体について衝撃の仮説が導かれる。

「路側帯の亡霊」
泥酔した大学生三人が起こした、深夜の飲酒運転による交通事故。土門は発見したガードレールの破損状況をきっかけに、事件の全貌と、三人の本当の関係を明らかにしていく。

「見えない毒」
正体不明の粉末の解析のため、東洋工業大学のキャンパスへ訪れた土門。大学講師の菅野と共に解析を進める中で、キャンパスで起こったもう一つの事件が明らかになる。

「神は殺さない」
死因不明の遺体の鑑定依頼が、科捜研から科警研の尾藤のもとへと持ち込まれてきた。科捜研で死因究明を担当者していたのは、いつになく冷静さを欠いた土門だった。土門が動揺する理由、そして二人が担当した事件の真相とは。

「科捜研の砦」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 岩井 圭也、3作目です。本書は、科捜研&科警研連作短編集、オススメは、「神は殺さない」です。本書で科警研の存在を初めて知りました。「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間だ」 https://store.ka 岩井 圭也、3作目です。本書は、科捜研&科警研連作短編集、オススメは、「神は殺さない」です。本書で科警研の存在を初めて知りました。「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間だ」 https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322402000731/?srsltid=AfmBOopZ2mv5T00eJ6XhHVQxK028TiQWO4nZAQO-lApn0-O-V-o5it8B …続きを読む
    starbro
    2024年08月15日
    238人がナイス!しています
  • 頑固で口下手だが仕事の能力は抜群な人間にとって、同じような相手と結婚するのはマイナスの二乗かもしれない。自分の思いを言葉で表現するのが苦手なので、この相手ならわかってくれるのではと望んでしまうのだ。土 頑固で口下手だが仕事の能力は抜群な人間にとって、同じような相手と結婚するのはマイナスの二乗かもしれない。自分の思いを言葉で表現するのが苦手なので、この相手ならわかってくれるのではと望んでしまうのだ。土門誠と尾藤宏香の夫婦関係は、そんな失敗が運命付けられていた。いくら仕事で功績をあげても人と人の関係がうまくいくはずがないし、まして自分を認め引き立ててくれた尊敬できる上司に裏切られたら心が壊れてしまうのだから。科捜研を舞台にしたミステリというよりも、生きにくさを抱えて苦しむ人の不器用さが真のテーマかと思えた。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2024年07月16日
    231人がナイス!しています
  • 『最後の鑑定人』の前日譚。あの土門誠に会った。とは言え、科捜研にいた頃「科捜研の最後の砦」と言われていた若い土門と、元妻·尾藤との出会いからの物語、連作4編を切なさ成分多めで読んだ。「その罪を暴けるの 『最後の鑑定人』の前日譚。あの土門誠に会った。とは言え、科捜研にいた頃「科捜研の最後の砦」と言われていた若い土門と、元妻·尾藤との出会いからの物語、連作4編を切なさ成分多めで読んだ。「その罪を暴けるのは、私だけだ」くぅ··『神は殺さない』しんどかったね土門。「科学は嘘をつかない。嘘をつくのはいつだって人間」次もまた会えるよね。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2024年07月20日
    168人がナイス!しています

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