失われた岬

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
656
ISBN:
9784041150092
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失われた岬

  • 著者 篠田 節子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
656
ISBN:
9784041150092

その欲を手放したとき、人は人でなくなった――。隠された楽園の真実とは。

ノーベル文学賞を受賞した作家・一ノ瀬が、授賞式前日に失踪した。彼の足取りを追った担当編集の相沢は、北海道のある岬の存在に辿り着く。その岬では30年ほど前から何人も消息不明になっており、得体のしれない薬草の噂まで流れていた。相沢は過酷な道のりの果てにようやく一ノ瀬を見つけ出すが、すでに彼は変わり果てた姿になっており……。人を人たらしめるものとは何か。生きる意味を問う、戦慄のサスペンス・ミステリ!
ノーベル文学賞を受賞した作家・一ノ瀬が、授賞式前日に失踪した。彼の足取りを追った担当編集の相沢は、北海道のある岬の存在に辿り着く。その岬では30年ほど前から何人も消息不明になっており、得体のしれない薬草の噂まで流れていた。相沢は過酷な道のりの果てにようやく一ノ瀬を見つけ出すが、すでに彼は変わり果てた姿になっており……。人を人たらしめるものとは何か。生きる意味を問う、戦慄のサスペンス・ミステリ!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 冬の旅
第二章 ハイマツの獄
第三章 不老不死の薬
第四章 ストックホルムで消えた
第五章 崩壊
第六章 秘密の花園
第七章 キャンプ
第八章 研究所
第九章 破滅巽

解説 巽 孝之

「失われた岬」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 面白かったです。特に前半はミステリアスで、岬に消えて行く人たち。何が起こっているのか。岬には何があるのか。気持ちがワクワクした。いわゆる「悟り」の精神的状態にある人たちに宗教的な神秘的な人格変容が起こ 面白かったです。特に前半はミステリアスで、岬に消えて行く人たち。何が起こっているのか。岬には何があるのか。気持ちがワクワクした。いわゆる「悟り」の精神的状態にある人たちに宗教的な神秘的な人格変容が起こっている。AIロボットや一ノ瀬、相沢が出てくる頃から謎明かしになっていく。覚醒剤のような薬が「悟り」の心情へと作用していた。悟れる薬があれば現実に欲しい人は多いと思うが、岬の施設では半ば廃人のように人々が暮らしている。「悟り」とは薬で求めて許されるのか、生きるとは。後半は物足らなかった。薬と悟りのジレンマ。 …続きを読む
    高原
    2024年11月03日
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