猫の王 猫伝承とその源流

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
544
ISBN:
9784044008192
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猫の王 猫伝承とその源流

  • 著 小島 瓔禮
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
544
ISBN:
9784044008192

海の道を通して伝わった猫の伝承の源流を、古今東西の資料をもとに解明

猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。 この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。 猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。 この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1部 猫の王の猫岳
猫の王の御前会議/ヨーロッパの猫の王たち/ブロッケンの猫の舞踏会ほか
第2部 招き猫の成立
招き猫の由来/猫石と猫絵の時代/猫の檀家の人々ほか
第3部 猫山の世界
猫と狩猟信仰/水車小屋の猫/猫と鍛冶屋の姥ほか

「猫の王 猫伝承とその源流」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 新刊コーナーより。女神になったり魔女の使い魔になったり…ネコとヒトの、長い長い関係を楽しく読みました。我が家にも三毛猫がいるので三毛猫の様々な伝承は面白かったです。オスがめったにいないことや、メスらし 新刊コーナーより。女神になったり魔女の使い魔になったり…ネコとヒトの、長い長い関係を楽しく読みました。我が家にも三毛猫がいるので三毛猫の様々な伝承は面白かったです。オスがめったにいないことや、メスらしい気質が関係しているのかな、なんて思ったり。ヨーロッパの童話では、猫のお姫様の元で働くハンス君の話が好きだったなあ。日本はしかし、世界が認める猫好き大国。豪徳寺をはじめ、豊富なエピソード満載を満喫しました。…我が家のネコが一番だけどね。 …続きを読む
    たまきら
    2024年07月04日
    44人がナイス!しています
  • 猫好き・妖怪好き・民俗学好きの私には、まさに猫にまたたびな一冊。猫の話の中でも特に好きなエジプトのバステト女神(本書ではバスト)と、九州の猫岳の昔話から始まるのも嬉しい。この事例でも明らかなように、人 猫好き・妖怪好き・民俗学好きの私には、まさに猫にまたたびな一冊。猫の話の中でも特に好きなエジプトのバステト女神(本書ではバスト)と、九州の猫岳の昔話から始まるのも嬉しい。この事例でも明らかなように、人にとって猫は信仰対象にも忌避対象にもなる。両極端のようだが、共通するのは猫は人間の幸不幸・生死の行方まで握る超自然の力を持つと認識されていることだろう。本書では、猫の王を戴く猫社会の観念、猫の踊り、猫檀家、鍛冶屋の姥などの国内の昔話や言い伝えのルーツを欧米・アジア各地に伝わる話から探る。⇒続 …続きを読む
    月音
    2024年07月16日
    2人がナイス!しています
  • 猫絵十兵衛御伽草子で猫と人との心温まる話を先に読んでいたせいか、こちらの民話等として伝わっている猫にまつわる物語が猫が化生になって人を襲ったら返り討ちに遭う話が多くて、猫好きとしては気持ちがどんよりし 猫絵十兵衛御伽草子で猫と人との心温まる話を先に読んでいたせいか、こちらの民話等として伝わっている猫にまつわる物語が猫が化生になって人を襲ったら返り討ちに遭う話が多くて、猫好きとしては気持ちがどんよりしてしまった。世界中で似た話があるのは、猫の伝来と共に逸話が伝わり、その地に根付いてアレンジされているとの事。 …続きを読む
    にゃお
    2024年05月15日
    1人がナイス!しています

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