かぞえきれない星の、その次の星

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041148556
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かぞえきれない星の、その次の星

  • 著者 重松 清
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041148556

笑いながら泣いてて、 心の中では、もっと泣いてた。

出張先から帰れなくなり、幼い娘と毎日画面越しに会話する父親。
3年前に母を亡くし、新しいママと初めて迎えるお盆に戸惑う少年。
母の都合で転校をくり返しながら、ミックスルーツである自分へと向けられる言葉に悩む少女。
いじめを見て見ぬふりしていたことを、偶然出会ったおじさんに言い当てられてしまった中学生――。

ままならない現実を生きる人たちのさみしさを、ちょっとフシギなやさしさで包み込む、11の物語。
出張先から帰れなくなり、幼い娘と毎日画面越しに会話する父親。
3年前に母を亡くし、新しいママと初めて迎えるお盆に戸惑う少年。
母の都合で転校をくり返しながら、ミックスルーツである自分へと向けられる言葉に悩む少女。
いじめを見て見ぬふりしていたことを、偶然出会ったおじさんに言い当てられてしまった中学生――。

ままならない現実を生きる人たちのさみしさを、ちょっとフシギなやさしさで包み込む、11の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

こいのぼりのナイショの仕事
ともしび
天の川の両岸
送り火のあとで
コスモス
原っぱに汽車が停まる夜
かえる神社の年越し
花一輪
ウメさんの初恋
こいのぼりのサイショの仕事
かぞえきれない星の、その次の星

文庫版のためのあとがき

「かぞえきれない星の、その次の星」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 重松さんの描く温かい世界を堪能できる作品。こいのぼりが空を飛んで子供たちに贈り物をしてくれるSFあり、コロナ禍で会えなくなった家族の絆を天の川の両岸に例えて娘と会話する姿。天の川の河口には何があるんだろ 重松さんの描く温かい世界を堪能できる作品。こいのぼりが空を飛んで子供たちに贈り物をしてくれるSFあり、コロナ禍で会えなくなった家族の絆を天の川の両岸に例えて娘と会話する姿。天の川の河口には何があるんだろう?私も知りたい。桃太郎の話は目からウロコ。鬼の側から見ると…ではなく、もっと違う視点から桃太郎を描くとこうなるのかぁ~。妙に納得!ウメさんの初恋も良かった。戦争を生き抜いてきたひいおばあちゃんの初恋の相手は男びなだった。家族の優しさが胸を熱くする。全11話に込められた愛のメッセージ。 …続きを読む
    タイ子
    2024年08月07日
    82人がナイス!しています
  • 短編集。表題作が他の作品とちょっとだけ関連がある。全体的に児童書チックで少し宮沢賢治のようだったけれど、近年の作品なのでコロナ禍やマスク生活、先の大戦の話が出てくるのがとても良かったです。こいのぼりや 短編集。表題作が他の作品とちょっとだけ関連がある。全体的に児童書チックで少し宮沢賢治のようだったけれど、近年の作品なのでコロナ禍やマスク生活、先の大戦の話が出てくるのがとても良かったです。こいのぼりやツバメみたいに年1回しか日本に来ないものから見たコロナ禍って本当にきっとこんな感じで暗いし不安定だったのだろうな。かえる神社の年越しが1番良かったです。 …続きを読む
    2024年09月16日
    57人がナイス!しています
  • 11話からなる短編集。不思議な世界や死生観、ホッコリさせてくれたり中々贅沢な一冊。「送り火のあとで」と表題作の「かぞえきれない星の、その次の星」がお気に入り作だった。 11話からなる短編集。不思議な世界や死生観、ホッコリさせてくれたり中々贅沢な一冊。「送り火のあとで」と表題作の「かぞえきれない星の、その次の星」がお気に入り作だった。
    のり
    2024年11月15日
    50人がナイス!しています

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