100分間で楽しむ名作小説 曼珠沙華

100分間で楽しむ名作小説 曼珠沙華

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年03月19日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
128
ISBN:
9784041148181
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100分間で楽しむ名作小説 曼珠沙華

  • 著者 宮部 みゆき
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年03月19日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
128
ISBN:
9784041148181

人情の深さに触れる100分間。いつもより大きな文字で届ける厳選名作

江戸で三本の指に入る袋物屋「三島屋」に奉公する17歳のおちか。ある出来事から誰にも心を許すことができなくなり、叔父夫婦の店で黙々と働く日々を送る。ある時叔父の留守をあずかるおちかに客人は、曼珠沙華が咲く庭を見やり、自身が経験した不思議な因縁話を語りだす。こわばった心がほどけていく、宮部みゆき流百物語、ここに開幕。 江戸で三本の指に入る袋物屋「三島屋」に奉公する17歳のおちか。ある出来事から誰にも心を許すことができなくなり、叔父夫婦の店で黙々と働く日々を送る。ある時叔父の留守をあずかるおちかに客人は、曼珠沙華が咲く庭を見やり、自身が経験した不思議な因縁話を語りだす。こわばった心がほどけていく、宮部みゆき流百物語、ここに開幕。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

曼珠沙華

「100分間で楽しむ名作小説 曼珠沙華」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 100分間で楽しむ名作小説シリーズ。「おそろし三島屋変調百物語事始」の一話を再編集したもの。表紙のカラフルな色彩に惹かれて手に取りました。曼珠沙華。またの名を赦免花。死人花。17歳で叔父の営む三島屋に奉公 100分間で楽しむ名作小説シリーズ。「おそろし三島屋変調百物語事始」の一話を再編集したもの。表紙のカラフルな色彩に惹かれて手に取りました。曼珠沙華。またの名を赦免花。死人花。17歳で叔父の営む三島屋に奉公にあがったおちかは、主人の不在の際に来客の曼珠沙華にまつわる身の上話を聞く。それは自身の過去にも同じような暗い影を持つもの同志が、共鳴して生まれた空間であった。人殺しの兄を持つ弟の複雑な心情をおちかに打ち明けたことで心の底に凝った悲しみを慰められた。さわさわと囁くように、乾いた骨を風が撫で、儚い音がたつ。 …続きを読む
    アキ
    2025年02月08日
    92人がナイス!しています
  • 初めての「100分間で楽しむ名作小説」。文字が大きく読みやすかった。本作『曼珠沙華』は三島屋変調百物語の一冊目『おそろし』に収録されている第一話目で、まだまだこれから長く続くであろう物語のさわりの部分な 初めての「100分間で楽しむ名作小説」。文字が大きく読みやすかった。本作『曼珠沙華』は三島屋変調百物語の一冊目『おそろし』に収録されている第一話目で、まだまだこれから長く続くであろう物語のさわりの部分なので、面白かっただけに、読み終えて、中途半端な感じが否めなかった。今後物語はどう展開していくのか気になるので、『おそろし』を読もうか、どうしようか。 …続きを読む
    pirokichi
    2024年05月27日
    19人がナイス!しています
  • 2024(令和6)年発行、KADOKAWAの角川文庫。「おそろし」の最初の1篇。最初の部分だけに登場人物の紹介がある。そして話もおそろしい話。曼殊沙華の花の影に顔を見る。このシリーズはやはり人の想いによるものが恐ろ 2024(令和6)年発行、KADOKAWAの角川文庫。「おそろし」の最初の1篇。最初の部分だけに登場人物の紹介がある。そして話もおそろしい話。曼殊沙華の花の影に顔を見る。このシリーズはやはり人の想いによるものが恐ろしい。おちかの事件の詳細は語られないがどうだったか、非常に気になる。人物紹介が必要なシリーズ最初の作品にも関わらず最後まで来るとそんなことを思わせない。語り手の想いが暗い方向に変わる部分が秀逸。 …続きを読む
    Tanaka9999
    2024年08月17日
    14人がナイス!しています

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