闇祓

闇祓

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041147320
label

闇祓

  • 著者 辻村 深月
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041147320

あいつらが来ると、人が死ぬ。 辻村深月、初の本格ホラーミステリ長編!

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ! 転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次
第一章 転校生
第二章 隣人
第三章 同僚
第四章 班長
最終章 家族
エピローグ
解説 朝宮運河

「闇祓」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 周囲から尊敬されていたり、憧れられていたり、寄り添って親身になってくれる人がじわじわと自分の心、考え、行動や生活を侵蝕していきます。そして気づいた時にはもう手遅れとなっています。この手遅れになっていく 周囲から尊敬されていたり、憧れられていたり、寄り添って親身になってくれる人がじわじわと自分の心、考え、行動や生活を侵蝕していきます。そして気づいた時にはもう手遅れとなっています。この手遅れになっていく様子が本当に怖くて、それを分かっていながら追いかけていました。そうは言っても、初めから終わりに向けて行ったり来たりしながら読むのが楽しいな、ある架空の地域の怖い話だよねと思うだけでは終わらせてくれなかったです。この怖さは自分の周囲でかたちは違ってやってきそうと感じるものでした。おもしろかったし、良かったです。 …続きを読む
    ダイスケ
    2024年09月01日
    99人がナイス!しています
  • 感じ悪いと言われたくないが故の行為が裏目となり、安定していたはずの距離感が不快に変わっていく。何気ない発言や行動でいわゆる地雷を踏んだとき、何ハラかわからないハラスメントを受け恐怖に襲われる。まさに闇 感じ悪いと言われたくないが故の行為が裏目となり、安定していたはずの距離感が不快に変わっていく。何気ない発言や行動でいわゆる地雷を踏んだとき、何ハラかわからないハラスメントを受け恐怖に襲われる。まさに闇ハラ。他人の闇を押し付けられ、抗いながらも押し通され逃げ場も失っていく。全ては社会が生み出した闇の家族によるものらしいが、この家族が入れ替わっていくというから手がつけられない。エンタメ性強めですが物語の根幹は精神的な恐怖でしかない。読みごたえ抜群のホラーでした。 …続きを読む
    JKD
    2024年07月25日
    89人がナイス!しています
  • 【夏だ。ホラーだ。涼しくな~れ】幽霊やら物の怪やら怪異現象やらが登場するわけではないのですが、とても怖いです。心の闇(ネガティブな心情や想い)を一方的に相手に押しつけ、不快にさせていくハラスメント(闇ハ 【夏だ。ホラーだ。涼しくな~れ】幽霊やら物の怪やら怪異現象やらが登場するわけではないのですが、とても怖いです。心の闇(ネガティブな心情や想い)を一方的に相手に押しつけ、不快にさせていくハラスメント(闇ハラ)が、私の周りでも日常的に起こり得ることだと思えてしまうことが怖いです。そして、闇ハラにあった人間が闇に飲みこまれ落ちていき、別の闇を周りに振りまき始める様子にゾワゾワしてきます。自分自身も闇を周りに振りまく加害者にすらなりうると思えてきて、さらに怖くなってきます。これは新たなホラーですね。 …続きを読む
    ぶち
    2024年07月30日
    88人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品