黒牢城

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784041147221
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黒牢城

  • 著者 米澤 穂信
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784041147221

第166回直木賞受賞! ミステリ史に輝く金字塔

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。
本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序章 因
第一章 雪夜灯籠
第二章 花影手柄
第三章 遠雷念仏
第四章 落日孤影
終章 果

解説 マライ・メントライン

「黒牢城」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 米澤穂信さんも読んでみたい作家さんの一人でした。日本史は苦手な分野ですが、黒田官兵衛には幾許かの興味を抱いており、絶好の計らいと思ったのです。畿内は有岡城のヒタヒタとした閉塞感がずっと続きます。武家の 米澤穂信さんも読んでみたい作家さんの一人でした。日本史は苦手な分野ですが、黒田官兵衛には幾許かの興味を抱いており、絶好の計らいと思ったのです。畿内は有岡城のヒタヒタとした閉塞感がずっと続きます。武家の義や理などは知らねども、最終盤の第4章以降は、何やら熱いものが激ってきましたよ。官兵衛の史実や戦国時代の事は、個人的に少しづつ勉強して行こう。そうすると家族の会話の間口も広がるしね。実際昨日坊主に、官兵衛の事を少し教えて貰ったよ。おっと、清洲会議に呼ばれたので、ちょっと行ってきまする(ギリギリの歴史知識)。 …続きを読む
    mae.dat
    2024年09月06日
    304人がナイス!しています
  • 戦国時代の史実に場を借りたミステリーであり、心理ものである。信長に謀反を起こし城に立てこもった武将・荒木村重が使者・黒田官兵衛を幽閉する。不可解な事件が起こるたび、村重は智恵者官兵衛に相談しヒントをも 戦国時代の史実に場を借りたミステリーであり、心理ものである。信長に謀反を起こし城に立てこもった武将・荒木村重が使者・黒田官兵衛を幽閉する。不可解な事件が起こるたび、村重は智恵者官兵衛に相談しヒントをもらうが官兵衛が村重に従った訳ではなく、配下の武将たちも信じきれる者ばかりではない。村重は最後に城から一人飛び出すのだが、その理由が語られる。戦国の世は今以上に人の気持ちを見抜かねば生き残れない所と実感する。また、推理をするということは人が何を考え何をしたいかを事実に即して組み立てることだ、と思い知らされた。 …続きを読む
    ひろし
    2024年08月07日
    127人がナイス!しています
  • 信長に反旗を翻し有岡城に籠城した、荒木村重という武将が主人公。めちゃくちゃ時代小説じゃねえか〜!と普段時代小説を読まない身なので身構えるものの、読み進めていけばいくほどに米澤穂信さんらしいミステリでし 信長に反旗を翻し有岡城に籠城した、荒木村重という武将が主人公。めちゃくちゃ時代小説じゃねえか〜!と普段時代小説を読まない身なので身構えるものの、読み進めていけばいくほどに米澤穂信さんらしいミステリでした。有岡城を揺るがす怪事件が起こる度に、囚われの身の黒田官兵衛に知恵を借りに行く構図がとてもわくわくします。そしてまた単なるミステリにも収まりきらず、終盤には大仕掛けもあり、圧巻の完成度。武将として下々の者の命を捨て去ることのできる村重が、茶道具ひとつを惜しむ場面が印象深かったです。 …続きを読む
    星野流人
    2024年07月14日
    123人がナイス!しています

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