- 定価: 1,430円 (本体1,300円+税)
- 発売日:
- 2025年01月24日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041146897
- 定価: 1,430円 (本体1,300円+税)
- 発売日:
- 2025年01月24日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041146897
「こんな小説は読んだことがない。かつて一度も」ル=グィン(ゲド戦記)
太平洋に浮かぶ神話的な島と、近未来の台湾。二つの島に巨大な「ゴミの島」が押し寄せる時、謎の「複眼人
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※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「複眼人」感想・レビュー
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台湾作家の呉明益による小説3冊目。現実と空想が織り成すマジックリアリズムな作風で、本作においても台湾の風土や情景が幻想的描写と合わさりどこか詩的な世界観を作っているようです。近代的な人々の暮らしがある …続きを読む2025年02月04日30人がナイス!しています
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環境問題や生物種の絶滅や死というものについて考えさせられる作品でした。人間たちが捨てたゴミが島のようになって台湾の島に打ち寄せられるという印象的なストーリーを軸に全員が身近な人との死別を経験している登 …続きを読む2025年04月12日6人がナイス!しています
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原著2011年刊(台湾)、21年邦訳、25年1月文庫化。呉明益さんの小説は現実と幻想の重ね合わせがほんとうに巧い。本小説では環境問題や台湾原住民(邦訳では「先住民」を使用)の世界など多様なテーマが交叉しますが …続きを読む2025年04月01日6人がナイス!しています