〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年09月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
312
ISBN:
9784040825045
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〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年09月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
312
ISBN:
9784040825045

青年はアメリカにすべてを奪われた――20世紀反戦文学の金字塔!

「そんなわけで、すいませんが、あなたはどうぞ自由のために戦ってください。ぼくはあんまり興味がないんで」
2つの世界大戦からベトナム戦争にかけて、反戦の旗印として文学史に刻まれた問題作

『ローマの休日』『黒い牡牛』『スパルタカス』……赤狩りによってハリウッドから追放されながら、数々の歴史的名作を生み出した稀代の脚本家、ダルトン・トランボ。彼が第二次世界大戦中に発表し、過激な反戦小説として波紋を呼んだ問題作、待望の新訳!
第一次世界大戦下、仏戦線での砲撃により、視覚・聴覚・味覚・嗅覚と四肢を失った青年ジョー。すべてを奪われ、後悔の中で絶望に囚われた彼が、ふたたび世界と繋がるために見つけた希望とは?
解説・都甲幸治

【アメリカで「発禁」処分に?】
本書はアメリカ国内で長く流通していなかったため「発禁書」であったと記述する本もある。
実際には「発禁」は事実ではなかったが、絶版状態が続いていた。
第二次世界大戦下、極右派や親ナチス勢力に利用されることを恐れたトランボは、大戦が終わるまで本書を復刊すべきではないと考えた。
(著者まえがきより要約)

【目次】
まえがき(一九五九年)
追 記(一九七〇年)

第一部 死 者
第二部 生 者

訳者あとがき
解 説 蘇るトランボの遺志   都甲幸治
「そんなわけで、すいませんが、あなたはどうぞ自由のために戦ってください。ぼくはあんまり興味がないんで」
2つの世界大戦からベトナム戦争にかけて、反戦の旗印として文学史に刻まれた問題作

『ローマの休日』『黒い牡牛』『スパルタカス』……赤狩りによってハリウッドから追放されながら、数々の歴史的名作を生み出した稀代の脚本家、ダルトン・トランボ。彼が第二次世界大戦中に発表し、過激な反戦小説として波紋を呼んだ問題作、待望の新訳!
第一次世界大戦下、仏戦線での砲撃により、視覚・聴覚・味覚・嗅覚と四肢を失った青年ジョー。すべてを奪われ、後悔の中で絶望に囚われた彼が、ふたたび世界と繋がるために見つけた希望とは?
解説・都甲幸治

【アメリカで「発禁」処分に?】
本書はアメリカ国内で長く流通していなかったため「発禁書」であったと記述する本もある。
実際には「発禁」は事実ではなかったが、絶版状態が続いていた。
第二次世界大戦下、極右派や親ナチス勢力に利用されることを恐れたトランボは、大戦が終わるまで本書を復刊すべきではないと考えた。
(著者まえがきより要約)

【目次】
まえがき(一九五九年)
追 記(一九七〇年)

第一部 死 者
第二部 生 者

訳者あとがき
解 説 蘇るトランボの遺志   都甲幸治

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

【目次】
まえがき(一九五九年)
追 記(一九七〇年)

第一部 死 者
第二部 生 者

訳者あとがき
解 説――蘇るトランボの遺志   都甲幸治

「〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 十代のときに旧訳版を読んで、ずっとその文庫本を大事に持っていた。いま確認したら、平成元年の発行だった。とても大事な一冊だったので、新訳が出たと知り、喜んで手に取ったのだけど、読み進むにつれて、なんか違 十代のときに旧訳版を読んで、ずっとその文庫本を大事に持っていた。いま確認したら、平成元年の発行だった。とても大事な一冊だったので、新訳が出たと知り、喜んで手に取ったのだけど、読み進むにつれて、なんか違う……感が。現代では差別語とされる言葉を違う表現にしているせいだろうか、全体的にぬるい。十代の感性といまでは違うのか、と旧訳を再読したけれど、その迫力、瑞々しさは記憶のままだった。この時代にこの本が新訳として出たこと自体は素晴らしいし、本自体の価値には変わりないと思うけれど、私は圧倒的に旧訳が好きです。 …続きを読む
    くさてる
    2024年10月19日
    24人がナイス!しています
  • 50年近く昔に映画を見て衝撃を受け、小説を読んで衝撃を受けた作品です。 新訳が出たというので飛びつきました。あのジョニーが、今も生きているとは思いませんが、あの悔しさだけはずっとそのままでしょう。 手脚を 50年近く昔に映画を見て衝撃を受け、小説を読んで衝撃を受けた作品です。 新訳が出たというので飛びつきました。あのジョニーが、今も生きているとは思いませんが、あの悔しさだけはずっとそのままでしょう。 手脚を失い、目も耳も口も失って、それでも生きている存在と、現実世界との交信がやっとできた時、彼は絶望に突き落とされます。 これでもかこれでもかと、叩きつけるような作品です。 …続きを読む
    ヒラP@ehon.gohon
    2024年10月27日
    18人がナイス!しています
  • アメリカの反戦作品の基礎といってもいい。アメリカの反戦イメージはベトナム戦争だろうけど、そういった映画に対して今作の影響は大きいだろう。『7月4日に生まれて』なんてモロじゃないだろうか。 人生のありふれ アメリカの反戦作品の基礎といってもいい。アメリカの反戦イメージはベトナム戦争だろうけど、そういった映画に対して今作の影響は大きいだろう。『7月4日に生まれて』なんてモロじゃないだろうか。 人生のありふれた辛さを振り返り、ようやく出来たひと時の幸せからしばし離れる回想。二度と会えない恋人を思いだすこともなくなるぐらい暗闇に囚われてからは、現在の時刻に渇望する奮闘が恐怖。 これは翻訳だからなのかもしれないが、人間性を思い出そうとして信号をひたすら送ったり、熱や感触から考察する姿勢は非常に理知的。(1/3) …続きを読む
    のれん
    2024年09月20日
    16人がナイス!しています

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