- 著者 宮部 みゆき
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年06月13日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 544
- ISBN:
- 9784041146323
よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
- 著者 宮部 みゆき
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年06月13日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 544
- ISBN:
- 9784041146323
この部屋で語られる怪談は、ひとの心を解きほぐす
江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、従妹であるおちかのお産に備え、百物語をしばらく休むことに決めた。休止前最後に語り手となったのは、不可思議な様子の夫婦。語られたのは、かつて村を食い尽くした〈ひとでなし〉という化け物の話だった。どこから読んでも面白い! 宮部みゆき流の江戸怪談。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
序
第一話 賽子と虻
第二話 土鍋女房
第三話 よって件のごとし
解説 若松英輔
第一話 賽子と虻
第二話 土鍋女房
第三話 よって件のごとし
解説 若松英輔
よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 が含まれている特集
「よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続」感想・レビュー
-
三島屋シリーズ第八弾。中編三編収録。宮部さんの作品の中でも表題作は異色だろう。所謂、パニックホラーと言おうか。死地を脱するも怪異の原因が分からない。初めは「件」を描いたと予想したが違った。人間の悪意等 …続きを読む2024年08月03日77人がナイス!しています
-
富次郎の飄々とした優しさが物語の悲劇を和らげてくれる。おちかちゃんの時には、どうしても重たい余韻を引きずったが、富次郎は何とか相手の心の陰に寄り添おうとする心持ちがあって、読み手もまた、少し救われてい …続きを読む2024年09月22日62人がナイス!しています
-
色合いの違う3話と三島屋の日常話。ストーリーというより、一文一文の言い回しのうまさ、面白さに引き込まれて読み進めていたら、あっという間にお話の終わりとなっていた。2024年07月09日57人がナイス!しています