テスカトリポカ

第165回 直木賞 受賞作
第34回 山本周五郎賞 受賞作
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 2位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 2位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 2位

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
704
ISBN:
9784041146187

第165回 直木賞 受賞作
第34回 山本周五郎賞 受賞作
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 2位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 2位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 2位

テスカトリポカ

  • 著者 佐藤 究
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年06月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
704
ISBN:
9784041146187

第165回直木賞受賞!

心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。
心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

1 顔と心臓
2 麻薬密売人と医師
3 断頭台
4 夜と風
  暦にない日

さらなる詳細は特設サイトへ!

主要登場人物紹介、豪華試し読みなど公開中!

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「テスカトリポカ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★★★★★☆☆直木賞と山本周五郎賞をW受賞した佐藤究の長編。敵対組織の襲撃を受けメキシコ国外へ逃亡した麻薬カルテル「ロス・カサソラス」の重鎮・バルミロ。逃亡先のジャカルタで日本人臓器ブローカーと出会い、あ ★★★★★★★★☆☆直木賞と山本周五郎賞をW受賞した佐藤究の長編。敵対組織の襲撃を受けメキシコ国外へ逃亡した麻薬カルテル「ロス・カサソラス」の重鎮・バルミロ。逃亡先のジャカルタで日本人臓器ブローカーと出会い、あるおぞましいビジネスに手を染めていく。「臓器売買」という資本主義の成れの果てをアステカ文明の因習になぞらえ圧倒的なスケールとリアリティで描いた超大作。惜しむらくは、ある少年の謎めいた日記の真相が宙に浮いてしまったこと。ほぼ唯一のミステリ要素だっただけに、ここがしっかり回収されていれば満点もあり得た。 …続きを読む
    イアン
    2024年07月06日
    189人がナイス!しています
  • やっと文庫本になって読むことができました。直木賞と山本周五郎賞を受賞された作品ということで期待していましたが、久しぶりに堪能しました。かなり昔に読んだ船戸与一の南米がらみの作品を思い出しました。メキシ やっと文庫本になって読むことができました。直木賞と山本周五郎賞を受賞された作品ということで期待していましたが、久しぶりに堪能しました。かなり昔に読んだ船戸与一の南米がらみの作品を思い出しました。メキシコの麻薬カルテルのトップの一人とメキシコから日本に逃れてきた女性と日本人のヤクザとの間に生まれた人物、あるいは臓器売買がらみの医者などが絡み合って猥雑で重厚な物語となっています。最近はこのような物語が少なくなっているので貴重な気がしました。この題名は「煙を吐く鏡」という意味だそうです。 …続きを読む
    KAZOO
    2024年12月29日
    152人がナイス!しています
  • 読んだことのない雰囲気の小説だったので、まるで濃霧の中を彷徨いながら進んでいるような感覚に陥りドキドキして楽しかったのだが、心身共に元気な時じゃないと目が進まないかもしれない。グロいというか毒が強く、 読んだことのない雰囲気の小説だったので、まるで濃霧の中を彷徨いながら進んでいるような感覚に陥りドキドキして楽しかったのだが、心身共に元気な時じゃないと目が進まないかもしれない。グロいというか毒が強く、なかなかのバイオレンスっぷりなのでオススメしにくい作品がまた増えてしまったなぁという感じなのだ。 久しぶりに初読み作家さんの文庫本を楽しめた。他の作品も読んでみたい!直木賞受賞は納得!帯の宮部みゆき氏のコメント通りであったのも久しぶりである。(帯のコメントに惑わされがちなので^^;) …続きを読む
    ミステリにゃん
    2024年08月16日
    116人がナイス!しています

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