• …ああ、どんなに失敗してもこじれてしまったとしても、親に対する気持ちというのはこんなにも強烈なものなのだろうか。家族の中では完全に黒い羊状態だった自分は、今もあまり実家には寄り付かない娘です。でも、サ …ああ、どんなに失敗してもこじれてしまったとしても、親に対する気持ちというのはこんなにも強烈なものなのだろうか。家族の中では完全に黒い羊状態だった自分は、今もあまり実家には寄り付かない娘です。でも、サバイバーたちの言葉を読みながら、この複雑な感情が熟成するまでの自分の内面に多少なりとも向き合うことができました。感謝しています。愛憎という相反するものを内包する心が、空虚な無関心になった時が本当に「手放す」行為なんだろうなあ…。ああ、執着を手放す…これが解脱なんだろうか。 …続きを読む
  たまきら

  2024年10月28日
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• 虐待サバイバーの本はこれまで何冊か読んで来た。本書は対話形式だが、話の共感性や話し難い内容を無理なく引き出すのが上手だと感じた。実際、かなり厳しい内容で、読んだ日から数日は夢に出るほどだったが、自分の 虐待サバイバーの本はこれまで何冊か読んで来た。本書は対話形式だが、話の共感性や話し難い内容を無理なく引き出すのが上手だと感じた。実際、かなり厳しい内容で、読んだ日から数日は夢に出るほどだったが、自分の言葉で話したことを編集せずにそのまま載せたところにリアリティがあった。ひとりの人間を真っ当な社会人に育てる難しさと、傷ついた子どもを立ち直らせる側の人たちは親の数倍の人数が要ることも痛感した。 …続きを読む
  スリカータ

  2024年10月12日
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• とても素晴らしいノンフィクション。リアルボイスの映画をYouTubeで観て感動した。その映画に登場した若者達のインタビューを掘り下げた作品。性的虐待など、酷い話しが出てくると、予想して読み始めたが、予想以上 とても素晴らしいノンフィクション。リアルボイスの映画をYouTubeで観て感動した。その映画に登場した若者達のインタビューを掘り下げた作品。性的虐待など、酷い話しが出てくると、予想して読み始めたが、予想以上に酷い話しに押しつぶされそうな気持ちになった。虐待がどれだけ深い傷を残すか、そこから自分の人生を取り戻そうとする若者達のリアルが記述されている。支援に携わろうとする人には有意義なテキストになると思うが、ノンフィクションの作品ととしての価値も大きい。当事者でもある、作者のあとがきは心に響きました。 …続きを読む
  あきら らきあ

  2024年12月17日
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