火山に馳す 浅間大変秘抄

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年12月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041144329

火山に馳す 浅間大変秘抄

  • 著者 赤神 諒
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年12月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041144329

故郷はすべて、灰砂の下に埋もれた。頑固者たちの復興事業の行く末は――

~「本の雑誌が選ぶ2024年度上半期ベスト10」時代小説1位に選ばれました(青木逸美・選)~
●東京新聞(2024年1月6日付)書評掲載(評者:理流)
●日経新聞(2024年1月25日付)書評掲載(評者:縄田一男)
●週刊現代(2024年1月27日号)書評掲載(評者:清原康正)
●山陰中央新報(2024年2月3日付)書評掲載
●上毛新聞(2024年2月18日付)新刊ガイド掲載
●小説現代(2024年3月号)書評掲載(評者:田口幹人)
●週刊文春(2024年3月7日号)書評掲載(評者:青木千恵)

天明の浅間焼け(大噴火)で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が死に、高台の観音堂に避難した者など93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は、残された村人を組み合わせて家族を作り直し、故郷を再建しようとするも、住民達の心の傷は大きく難航していた。出世頭の若き代官・原田清右衛門が進言するとおり、廃村と移住を選択すべきなのか、根岸は苦悩する。さらに幕府側にも不穏な動きが――。「故郷」と「生きる意味」を問い直す物語。
~「本の雑誌が選ぶ2024年度上半期ベスト10」時代小説1位に選ばれました(青木逸美・選)~
●東京新聞(2024年1月6日付)書評掲載(評者:理流)
●日経新聞(2024年1月25日付)書評掲載(評者:縄田一男)
●週刊現代(2024年1月27日号)書評掲載(評者:清原康正)
●山陰中央新報(2024年2月3日付)書評掲載
●上毛新聞(2024年2月18日付)新刊ガイド掲載
●小説現代(2024年3月号)書評掲載(評者:田口幹人)
●週刊文春(2024年3月7日号)書評掲載(評者:青木千恵)

天明の浅間焼け(大噴火)で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が死に、高台の観音堂に避難した者など93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は、残された村人を組み合わせて家族を作り直し、故郷を再建しようとするも、住民達の心の傷は大きく難航していた。出世頭の若き代官・原田清右衛門が進言するとおり、廃村と移住を選択すべきなのか、根岸は苦悩する。さらに幕府側にも不穏な動きが――。「故郷」と「生きる意味」を問い直す物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序 木曽の暴れ川
第一章 なんかもん
第二章 咒 原
第三章 デーラン坊の涙
第四章 家族ごっこ
第五章 江戸のダイダラボッチ
第六章 形 見
第七章 祈 り
第八章 花 畑

主要登場人物

根岸九郎左衛門(鎮衛)

勘定吟味役で検分使(のちの南町奉行、「耳嚢」でも有名)

音五郎

鎌原村の若者。浅間山大噴火で最愛の妻を亡くした。

著者インタビュー↓

奇跡の復興を導き、異例の出世を遂げた江戸の役人から学ぶこと

「火山に馳す 浅間大変秘抄」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 天明3年に起こった浅間山大噴火の災害と復興を描いている。各地に地震や豪雨など頻繁に起きている現代、そのまま違和感なく読めた。復興に携わった人々の奇跡の物語だった。 天明3年に起こった浅間山大噴火の災害と復興を描いている。各地に地震や豪雨など頻繁に起きている現代、そのまま違和感なく読めた。復興に携わった人々の奇跡の物語だった。
    初美マリン
    2024年08月03日
    86人がナイス!しています
  • 天明の浅間山大噴火で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が土砂に埋もれ、高台の観音堂に逃げた93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は残された村人を組み合わせて家族を作らせ、 天明の浅間山大噴火で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が土砂に埋もれ、高台の観音堂に逃げた93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は残された村人を組み合わせて家族を作らせ、故郷を再建しようとする。心に傷を負った村人たち、根岸の行動に無理解な幕府。「故郷」と「生きる意味」を描く物語。根岸がとても魅力的に描かれている。 …続きを読む
    ゆみねこ
    2024年01月27日
    67人がナイス!しています
  • 浅間山天明大噴火の復興再生の物語。天明3年(1783年)7月の大噴火による土石流により鎌原村の大部分が埋没してから1ケ月後の8月、当時幕府勘定吟味役であった根岸九郎左衛門は検分使として派遣される。最も 浅間山天明大噴火の復興再生の物語。天明3年(1783年)7月の大噴火による土石流により鎌原村の大部分が埋没してから1ケ月後の8月、当時幕府勘定吟味役であった根岸九郎左衛門は検分使として派遣される。最も被害の大きかった住民570名の鎌原村で、生き残った93人を新しい9つの家族として再編する非常に重いテーマ。九郎左衛門が家族再編に実際関与したかは不明だが、後に18年もの長きにわたり活躍した南町奉行の実績を考えれば、実際にあった話かもと思わせてくれる。物語の途中に耳袋にからむ奇談も登場して飽きさせない。★3.8 …続きを読む
    ソババッケ
    2024年02月07日
    22人がナイス!しています

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