大江戸ぱん屋事始

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年03月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041143810
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大江戸ぱん屋事始

  • 著者 大平 しおり
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年03月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041143810

「ぱん」が江戸の町に旋風を起こす!?

長年仕えていた油屋をいわれのない疑いによって去ることになった喜助。失意のうちにいたが、自身の経験から“米に代わる常食”を作って商うことを思いつく。そんな折、見聞を広めるために訪れた長崎で出会った「ぱん」。これこそ米の代替食になると感じた喜助は、帰府してすぐに同じものを作ろうとする。しかしどうしても「ふわふわ」にならない……。果たして江戸で「ぱん」は焼けたのか。前代未聞、江戸の「ぱん屋」開店記! 長年仕えていた油屋をいわれのない疑いによって去ることになった喜助。失意のうちにいたが、自身の経験から“米に代わる常食”を作って商うことを思いつく。そんな折、見聞を広めるために訪れた長崎で出会った「ぱん」。これこそ米の代替食になると感じた喜助は、帰府してすぐに同じものを作ろうとする。しかしどうしても「ふわふわ」にならない……。果たして江戸で「ぱん」は焼けたのか。前代未聞、江戸の「ぱん屋」開店記!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次

第一章 花と揚げ菓子
第二章 長崎の邂逅
第三章 大江戸商い事始
第四章 ふわふわはいずこ
第五章 光 明

「大江戸ぱん屋事始」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • いわれのない疑いをかけられ奉公先を辞めることになった喜助。ひょんなことから長崎へ出向くことになり、そこで出会った「ぱん」に感動。なんとか自分の手で作ろうと奮闘する物語。江戸の風情もたっぷり感じながらの いわれのない疑いをかけられ奉公先を辞めることになった喜助。ひょんなことから長崎へ出向くことになり、そこで出会った「ぱん」に感動。なんとか自分の手で作ろうと奮闘する物語。江戸の風情もたっぷり感じながらの読書タイム。新しいものを作り出す勇気と努力、喜助の誠実で飾らない人柄に読んでて応援したくなる。喜助を支えるまわりの人たちの人情も温か。読後感爽やかな一冊でした。 …続きを読む
    シナモン
    2024年04月02日
    97人がナイス!しています
  • 史実はどうだったかというより、いくつもの偶然が重なっていまふつうに食べられているモノ・使われているモノが発明されてきたのだろうことがよくわかる物語。周りに気を遣うあまり生きづらくなってしまっている主人 史実はどうだったかというより、いくつもの偶然が重なっていまふつうに食べられているモノ・使われているモノが発明されてきたのだろうことがよくわかる物語。周りに気を遣うあまり生きづらくなってしまっている主人公の喜助も、言い換えれば彼の優しさゆえの苦労である。この喜助が読んでいて気持ちいい。また、このころの日本においては飢饉や大火など災害級の事件がどうしようもなく起こり、そのたびに飢餓に立ち向かわなければならなかったため、食べ物の貴重さが段違いだったことも改めて胸に刻まれる。続編があれば読みたいな。 …続きを読む
    佐島楓
    2024年05月09日
    52人がナイス!しています
  • 読書会仲間本。パンが何時の時代から、広く行き渡るようになったのか?江戸時代、まだまだ貴重なものだったのかも、と思っていたが、考えてみれば、当時、私の住まう地域でも小麦は日常的に作られていて、ちょっとし 読書会仲間本。パンが何時の時代から、広く行き渡るようになったのか?江戸時代、まだまだ貴重なものだったのかも、と思っていたが、考えてみれば、当時、私の住まう地域でも小麦は日常的に作られていて、ちょっとしたきっかけで、酵母と出会う事もあったのかもしれない。非常食と考えたなら、確かに煮炊きをしないと口に入れる事ができないし、腐敗する速さもあるので、おにぎりよりもパンは重宝したのかもしれない。やっと、パン屋の店開きで終わっているので、続きもあるよね?どんな風に、江戸にパンが広がっていくのか、先がとても気になる。 …続きを読む
    楽駿@新潮部
    2024年06月28日
    26人がナイス!しています

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