- 著者 千野 隆司
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年10月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784041142073
成り上がり弐吉札差帖
- 著者 千野 隆司
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年10月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784041142073
知恵と人情を武器に、札差の世界でのし上がっていく若者の出世奮闘記!
武家社会の中で江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍の狼藉がもとで両親を亡くし、札差・笠倉屋で小僧奉公をすることに。逃げ場のない俊吉は、家族を奪った武家への強い恨みを心の底に持ちつつも日々夢中で働いていた。弐吉の一生懸命な働きぶりと持ち前の優しさが伝わり、周囲には少しずつ味方が増えていく。また、札差の仕事を通じて、傲慢で威張ってばかりいるようにしか見えなかった直参御家人のお金事情やそれぞれの家の問題点が見えてくる。「これは、おもしろい」弐吉は、この稼業に一生をかけようと決めた。
その矢先、笠倉屋からの貸金がある札旦那が、辻斬りの嫌疑をかけられて御家断絶の危機に。そうなると貸金は一文の回収もできなくなる。主人から「冤罪を晴らせ」と命じられた弐吉は札旦那の身辺を探り始め……。著者渾身の新シリーズ始動!
その矢先、笠倉屋からの貸金がある札旦那が、辻斬りの嫌疑をかけられて御家断絶の危機に。そうなると貸金は一文の回収もできなくなる。主人から「冤罪を晴らせ」と命じられた弐吉は札旦那の身辺を探り始め……。著者渾身の新シリーズ始動!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
前章 切米の夜
第一章 消えた侍
第二章 店の損失
第三章 独り占め
第四章 吠えた犬
第五章 次の手代
第一章 消えた侍
第二章 店の損失
第三章 独り占め
第四章 吠えた犬
第五章 次の手代
「成り上がり弐吉札差帖」感想・レビュー
-
千野作品の商人出世物(?)が好物なので楽しく読了。札差で小僧奉公をしている弐吉は侍のせいで両親を亡くしたと思い侍を敵視している。札差として侍と対等に渡り合えると信じて奉公に励んでいる。ある日札旦那の一 …続きを読む2023年10月27日52人がナイス!しています
-
2023年10月角川文庫刊。書き下ろし。新シリーズ1作目。札旦那の濡れ衣はらしに奔走する弐吉、そしてお文、お浦との関わりが面白い。弐吉が小僧から手代になったラストが良い。次巻が楽しみ。2024年02月19日18人がナイス!しています