蜘蛛の牢より落つるもの

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年09月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041142066

蜘蛛の牢より落つるもの

  • 著者 原 浩
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年09月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041142066

取り憑くものは、怨霊か悪意か。 『火喰鳥を、喰う』の衝撃ふたたび!

フリーライターの指谷は、オカルト系情報誌『月刊ダミアン』の依頼で21年前に起こった事件の調査記事を書くことに。
六河原村キャンプ場集団生き埋め死事件――キャンプ場に掘られた穴から複数の人間の死体が見つかったもので、集団自殺とされているが不可解な点が多い。
事件の数年後にダムが建設され、現場の村が今では水底に沈んでいるという状況や、村に伝わる「比丘尼」の逸話、そして事件の生き残りである少年の「知らない女性が穴を掘るよう指示した」という証言から、オカルト好きの間では「比丘尼の怨霊」によるものと囁かれ、伝説的な事件となっている。
事件関係者に話を聞くことになった指谷は、現地調査も兼ねて六河原ダム湖の近くでキャンプをすることに。テントの中で取材準備を進める指谷だが、夜が更けるにつれて湖のまわりには異様な気配が――
フリーライターの指谷は、オカルト系情報誌『月刊ダミアン』の依頼で21年前に起こった事件の調査記事を書くことに。
六河原村キャンプ場集団生き埋め死事件――キャンプ場に掘られた穴から複数の人間の死体が見つかったもので、集団自殺とされているが不可解な点が多い。
事件の数年後にダムが建設され、現場の村が今では水底に沈んでいるという状況や、村に伝わる「比丘尼」の逸話、そして事件の生き残りである少年の「知らない女性が穴を掘るよう指示した」という証言から、オカルト好きの間では「比丘尼の怨霊」によるものと囁かれ、伝説的な事件となっている。
事件関係者に話を聞くことになった指谷は、現地調査も兼ねて六河原ダム湖の近くでキャンプをすることに。テントの中で取材準備を進める指谷だが、夜が更けるにつれて湖のまわりには異様な気配が――

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ
第一章 埋める
第二章 現す
第三章 干る
第四章 祓う
第五章 掘る
エピローグ

「蜘蛛の牢より落つるもの」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 三津田信三の刀城言耶ものをマルっとパクった様なタイトルだなあと思いながら読んでみたら驚くべき事に物語も「ライトな」刀城言耶ものと言うべき物で。伝承。怪異。ホラー。ミステリー。以上の要素を絡めていくスタ 三津田信三の刀城言耶ものをマルっとパクった様なタイトルだなあと思いながら読んでみたら驚くべき事に物語も「ライトな」刀城言耶ものと言うべき物で。伝承。怪異。ホラー。ミステリー。以上の要素を絡めていくスタイルを殆んど踏襲している。気軽に読めるが、物語から受けるインパクトは本家には遠く及ばない。蜘蛛がうじゃうじゃ出て来るので苦手な人には不向きだし、どうせ読むなら本家シリーズがお勧めかと。 …続きを読む
    青乃108号
    2024年01月13日
    143人がナイス!しています
  • ダムの底に沈んだ村、キャンプ場での集団生き埋め事件、比丘尼伝説とオカルト要素たっぷりのおどろおどろしい物語を堪能できる1冊。渇水で水が涸れ村が姿を見せた時に現れる"アレ"の恐怖。オカルトを信じないライタ ダムの底に沈んだ村、キャンプ場での集団生き埋め事件、比丘尼伝説とオカルト要素たっぷりのおどろおどろしい物語を堪能できる1冊。渇水で水が涸れ村が姿を見せた時に現れる"アレ"の恐怖。オカルトを信じないライターの指谷が出版社の依頼で六河原村の生き埋め事件を調べ始める。干上がりつつあるダム湖の側でテントをはり、生き残った関係者たちに話を聞くが皆なぜか怯えてしまっていて・・。次第に指谷の周りで起こりはじめる異変。人間の悪意なのかそれとも怪異なのか?不可解な謎と黒い恐怖、最後まで全く気が抜けない戦慄のホラーミステリ。 …続きを読む
    yukaring
    2023年12月07日
    84人がナイス!しています
  • ダム湖に沈んだキャンプ場。そこでは不可解な集団生き埋め死事件が起こっていた。比丘尼の伝承、不吉なことが起こるといわれる蜘蛛の年に水涸れを起こしたダム湖。「掘り出した女」「疾く埋めよ」という謎の言葉。オ ダム湖に沈んだキャンプ場。そこでは不可解な集団生き埋め死事件が起こっていた。比丘尼の伝承、不吉なことが起こるといわれる蜘蛛の年に水涸れを起こしたダム湖。「掘り出した女」「疾く埋めよ」という謎の言葉。オカルトライターが記事を書くためにダム湖の近くでキャンプをするが…。途中でオカルト推理マニアが登場して事態は思わぬ方向へ動いていく。蜘蛛の糸のように複雑に編まれた伏線。解きほぐされるにつれ、様々な要素が繋がり辻褄が次々とあっていく。人間の悪意は時に怪異に変貌する。オカルトに吸引されるミステリー。ラスト怖っ! …続きを読む
    ままこ
    2023年11月17日
    82人がナイス!しています

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