家康の天下支配戦略 羽柴から松平へ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年10月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
234
ISBN:
9784047037243
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家康の天下支配戦略 羽柴から松平へ

  • 著者 黒田 基樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年10月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
234
ISBN:
9784047037243

天下人・徳川家康の戦わずに安定政権を維持し最強組織を作る方法。

■優先すべきは「戦場」よりも「日常」■

▲天下人・徳川家康の戦わずに安定政権を維持し最強組織を作る方法▲

天下人となった家康が取り組むべき最大の課題。それは、8割を占める外様有力大名と安定した親密な関係を築くことであった。関ヶ原合戦から死去までの15年に、家康は20家を超える外様国持大名家と婚姻関係を結び、そのうちの有力者には松平苗字を授与した。それにより羽柴家当主・秀頼を孤立化させ、「羽柴から松平へ」と、新たな秩序を作り出すことになったのである。戦争を起こさずとも覇権を存続した、巧妙な政治戦略を克明に描き出す。
■優先すべきは「戦場」よりも「日常」■

▲天下人・徳川家康の戦わずに安定政権を維持し最強組織を作る方法▲

天下人となった家康が取り組むべき最大の課題。それは、8割を占める外様有力大名と安定した親密な関係を築くことであった。関ヶ原合戦から死去までの15年に、家康は20家を超える外様国持大名家と婚姻関係を結び、そのうちの有力者には松平苗字を授与した。それにより羽柴家当主・秀頼を孤立化させ、「羽柴から松平へ」と、新たな秩序を作り出すことになったのである。戦争を起こさずとも覇権を存続した、巧妙な政治戦略を克明に描き出す。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 徳川家康の覇権確立

関ヶ原合戦時の大名配置/関ヶ原合戦後の大名配置大改編/家康の将軍任官/旧小早川秀詮領国の再編にともなう大名配置の変化/新たな公家成大名の創出/羽柴家譜代系国持大名への領国受領名の付与/秀忠の将軍任官/新たな大名官位の上昇・授与/新たな国持大名の基準

第二章 家康と秀忠から松平苗字を与えられた人々

前田利光への松平苗字授与/松平苗字を授与された外様国持大名/羽柴苗字から松平苗字への改称/羽柴家譜代系国持大名への松平苗字授与の始まり/外孫への松平苗字授与の始まり/二代目大名・伊達忠宗への授与

第三章 家康による外様国持大名との婚姻政策

松平苗字授与と婚姻関係/羽柴秀吉生前における婚姻/秀吉死去から関ヶ原合戦以前における婚姻/関ヶ原合戦から将軍任官までにおける婚姻

第四章 家康の外様大名政策

大坂の陣による羽柴苗字の消滅/家康生前に松平苗字を与えられた外様国持大名/徳川家と婚姻関係をもった外様国持大名/家康の外様国持大名政策の特徴

第五章 秀忠の松平苗字授与戦略

松平苗字の国持大名二代目への授与/島津家久への松平苗字授与/鍋島・浅野・肥後加藤家への松平苗字授与/池田・蒲生・前田家の身内化

「家康の天下支配戦略 羽柴から松平へ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 大仰な書名だが、内容は家康・秀忠期の外様大名への「松平」姓授与を考察した一冊。著者の『羽柴を名乗った人々』の続編といった趣き。ひたすら「何年に誰々へ従〇位と××守、松平姓が授与された」みたいな記述が続く 大仰な書名だが、内容は家康・秀忠期の外様大名への「松平」姓授与を考察した一冊。著者の『羽柴を名乗った人々』の続編といった趣き。ひたすら「何年に誰々へ従〇位と××守、松平姓が授与された」みたいな記述が続くので、読み物としては全く面白くない。関ヶ原前後で家康が、豊臣大名の取り込みに手当たり次第に婚姻関係を結んでいるのは判るし、「松平」の名乗りも姻戚が関係しているのも見えてくるが、その授与の基準ははっきりせず、ひとまず研究の叩き台だけ示したような内容。意外と「羽柴」ほどばらまいていた訳でも無いんだなと思った。 …続きを読む
    MUNEKAZ
    2023年11月11日
    11人がナイス!しています
  • 家族制度を作るのね 家族制度を作るのね
    たぬき
    2023年12月06日
    0人がナイス!しています

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