銀色のステイヤー

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年07月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041141700

銀色のステイヤー

  • 著者 河崎 秋子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年07月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041141700

一頭の馬が、 私たちの人生を輝かせる。『ともぐい』の直木賞作家最新作!

非凡な力を秘めながらも気性難を抱える競走馬・シルバーファーンが、
騎手、馬主、調教師、調教助手、牧場スタッフ、取り巻く人々の運命を変えていく。

===
北海道・日高の競走馬生産牧場で、「幻の三冠馬」と呼ばれた父馬・シダロングランの血を引いて産まれたシルバーファーン。
牧場長の菊地俊二は、ファーンの身体能力に期待をかけつつも、性格の難しさに課題を感じていた。この馬が最も懐いている牧場従業員のアヤが問題児であることも、悩みの種である。
馬主となったのは、広瀬という競馬には詳しくない夫人。茨城県・美浦にある厩舎を擁する二本松調教師とともに牧場を見学に訪れ、ファーンの購入を決めた。不安を覚える調教助手の鉄子(本名:大橋姫菜)に、二本松は担当を任せることを告げる。
ファーンは、俊二の兄である菊地俊基騎手とのタッグで、手のかかるヤンチャ坊主ではあるものの順調に戦績を重ねていくが、あるレースで事故が起こり……。
手に汗握る競走展開、人と馬の絆。
わずか数分のレース時間には、全てが詰まっている。

「――それでいいよ。最高だ、お前。」
一頭の馬がこんなにも、人生を豊かにしてくれる。
『ともぐい』で第170回直木賞を受賞した著者による、感動の馬物語!
非凡な力を秘めながらも気性難を抱える競走馬・シルバーファーンが、
騎手、馬主、調教師、調教助手、牧場スタッフ、取り巻く人々の運命を変えていく。

===
北海道・日高の競走馬生産牧場で、「幻の三冠馬」と呼ばれた父馬・シダロングランの血を引いて産まれたシルバーファーン。
牧場長の菊地俊二は、ファーンの身体能力に期待をかけつつも、性格の難しさに課題を感じていた。この馬が最も懐いている牧場従業員のアヤが問題児であることも、悩みの種である。
馬主となったのは、広瀬という競馬には詳しくない夫人。茨城県・美浦にある厩舎を擁する二本松調教師とともに牧場を見学に訪れ、ファーンの購入を決めた。不安を覚える調教助手の鉄子(本名:大橋姫菜)に、二本松は担当を任せることを告げる。
ファーンは、俊二の兄である菊地俊基騎手とのタッグで、手のかかるヤンチャ坊主ではあるものの順調に戦績を重ねていくが、あるレースで事故が起こり……。
手に汗握る競走展開、人と馬の絆。
わずか数分のレース時間には、全てが詰まっている。

「――それでいいよ。最高だ、お前。」
一頭の馬がこんなにも、人生を豊かにしてくれる。
『ともぐい』で第170回直木賞を受賞した著者による、感動の馬物語!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

銀色のステイヤー 目次

一 真昼の仔馬
二 嵐に似たもの
三 荒ぶる未来
四 歯車の軋る音
五 自由と選択肢
六 難関への挑戦者たち
七 春の落雷
八 走る理由
九 善き馬飼いたち
十 鎖を断つもの
十一 ターフの向こうへ

「銀色のステイヤー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 河﨑 秋子、4作目です。直木賞作家が描くサラブレッド物語、全体的には好い出来だと思いますが、一つ一つのエピソードが駆け足で展開するので、もう少し頁を使ってじっくり書いて欲しかった。 https://prtimes.jp/m 河﨑 秋子、4作目です。直木賞作家が描くサラブレッド物語、全体的には好い出来だと思いますが、一つ一つのエピソードが駆け足で展開するので、もう少し頁を使ってじっくり書いて欲しかった。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000015108.000007006.html …続きを読む
    starbro
    2024年09月02日
    220人がナイス!しています
  • 日高の牧場で生まれた才能を感じさせる仔馬が、周囲の人間を振り回していく。馬主は浮気した夫への復讐で馬を買い、調教師師弟は常識の通用しない馬に悩み、騎手はレース中に振り落とされる。そんなヤンチャぶりに牧 日高の牧場で生まれた才能を感じさせる仔馬が、周囲の人間を振り回していく。馬主は浮気した夫への復讐で馬を買い、調教師師弟は常識の通用しない馬に悩み、騎手はレース中に振り落とされる。そんなヤンチャぶりに牧場関係者は心配を募らせて悩み議論するが、我関せずとばかりやりたい放題だが輝かしい戦績を重ねる馬こそ事実上の主役か。これまでの河﨑作品に必ず出てきた悪や狂気や不条理は皆無だが、馬へのロマンに生きる人びとの姿が愛おしく清々しい。子供と恋愛を除き競馬関係の描写を強化した『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』を読んだ気分。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2024年08月21日
    214人がナイス!しています
  • 河﨑さんだからと少し構えて読み始めたら・・あらら、これは白河﨑ですね。こんな感じにも仕上げちゃうのねって感じだった(褒めてます)ずしんと抉られる感じとは違うのだけれど、気になって先を先をとページを捲っ 河﨑さんだからと少し構えて読み始めたら・・あらら、これは白河﨑ですね。こんな感じにも仕上げちゃうのねって感じだった(褒めてます)ずしんと抉られる感じとは違うのだけれど、気になって先を先をとページを捲った。一頭の競馬馬の誕生から始まる本作は、一言でいうと爽やか!北海道日高は静内の生産牧場や訳アリの従業員、調教師や騎手に、馬主の人間模様でもあるのだが、とにかくシルバーファーンと命名された芦毛の馬が好いのだ。あぁ、面白かったなぁ。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2024年09月02日
    181人がナイス!しています

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