- 著者 北森 鴻
- 著者 浅野 里沙子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年10月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041140826
天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルV
- 著者 北森 鴻
- 著者 浅野 里沙子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年10月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041140826
歴史民俗学ミステリー、堂々たる終幕。
民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取った。「鬼無里がなくなる……」と。2人は、かつて訪れた小村に思いを馳せる。5年前、鬼の面をつけ、家々を練り歩く神事の最中に起きた殺人事件。メールに誘われるようにふたたび向かった村では、ある女性が待ち受けていた(「鬼無里」)。美しい海に面する、宮崎県の小さな村。古来の儀礼にのっとった荘厳な祭祀の最中、隔離された小舟で起きた殺人事件の驚くべき真相とは(「補堕落」)。テレビ出演したばかりの那智の研究室に届いた1通の手紙。どうやらテレビを見て連絡をしてきたらしい。それは、在野の民俗学研究者からの「天鬼年代記」についての調査依頼だった――北森鴻氏がテレビドラマ第2弾用に書き下ろし、お蔵入りとなっていたプロットを基に書かれた表題作など6篇。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
目次
鬼無里
奇偶論
祀人形
補堕落
天鬼越
偽蜃絵
あとがき
角川文庫版あとがき
主な参考文献
解説 千街晶之
鬼無里
奇偶論
祀人形
補堕落
天鬼越
偽蜃絵
あとがき
角川文庫版あとがき
主な参考文献
解説 千街晶之
「天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルV」感想・レビュー
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【読了】D 中編集で6編のうち4編が後を引き継いだ浅野氏の作品。言われてみなければ別人が書いたとは思えないレベルでオリジナルに寄せてる印象。2024年11月10日10人がナイス!しています
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6篇の短篇を収録。うち2篇は北森鴻の手によるもの。表題作「天鬼越」は北森亡き後、北森の残したプロットを元に、公私共にパートナーであった浅野里沙子が完成させたもの。あとの3篇は浅野のオリジナル。少なくと …続きを読む2024年10月27日10人がナイス!しています
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今までと打って変わってミステリ色が濃い一冊。そして引き継いで描いている浅野氏の寄せ方と言ってしまうが、これが非常に巧い。これで最後だけれども、表題作は非常に蓮丈那智らしいスタンダードな作品だと思う。「 …続きを読む2024年11月03日8人がナイス!しています