触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041140796
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触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII

  • 著者 北森 鴻
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041140796

答えはない。意味もない。 民俗学は死に向かっている学問だ。

フィールドワークで災難や殺人事件に遭遇する民俗学者が存在するのか? 蓮杖那智の助手・内藤三國は、毎度の無理難題、考察に翻弄され疲弊する日々。東北地方の山奥に佇む石仏の真の目的。死と破壊の神が変貌を繰り返すに至る理由。海幸彦・山幸彦の伝説と死者の胃の中の曲玉の関係。即身仏がなぜ塞の神として祀られたのかを巡る謎。孤高の民俗学者が奇妙な事件に挑む5篇を収録。連作短篇の名手が放つ本格民俗学ミステリ! フィールドワークで災難や殺人事件に遭遇する民俗学者が存在するのか? 蓮杖那智の助手・内藤三國は、毎度の無理難題、考察に翻弄され疲弊する日々。東北地方の山奥に佇む石仏の真の目的。死と破壊の神が変貌を繰り返すに至る理由。海幸彦・山幸彦の伝説と死者の胃の中の曲玉の関係。即身仏がなぜ塞の神として祀られたのかを巡る謎。孤高の民俗学者が奇妙な事件に挑む5篇を収録。連作短篇の名手が放つ本格民俗学ミステリ!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目次

秘供養【ひくよう】
大黒闇【だいこくやみ】
死満瓊【しのみつるたま】
触身仏【しょくしんぶつ】
御蔭講【おかげこう】

解説 法月綸太郎

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「触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 民族学者・蓮丈那智の民族学ミステリ第2弾。いつもはフィールドワークで事件に遭遇する那智と助手の三國だが今回は地元で起こる事件に巻き込まれていく。那智の授業を受けていた女子学生の不可解な焼死や学内にある 民族学者・蓮丈那智の民族学ミステリ第2弾。いつもはフィールドワークで事件に遭遇する那智と助手の三國だが今回は地元で起こる事件に巻き込まれていく。那智の授業を受けていた女子学生の不可解な焼死や学内にあるカルトサークルの不審死、そしてなんと気絶させられた那智が同業者の死体とともに車の中で発見される事件まで発生。事件の根底にある山奥の石仏や飲み込まれた勾玉、即身仏の祠などのディティールが面白く興味深い。そして相棒として頼りない三國をサポートする教務部のあの人も登場。民族学とミステリとのバランスが程よいシリーズ。 …続きを読む
    yukaring
    2024年07月15日
    65人がナイス!しています
  • 小説新潮2001年3月号大黒闇、6月号死満瓊、10月号触身仏、2002年2月号御蔭講、8月号秘供養、の6つの連作短編を2002年8月新潮社刊。2005年8月新潮文庫化。加筆修正し、法月綸太郎さんの解説を付けて2024年4月角川文庫 小説新潮2001年3月号大黒闇、6月号死満瓊、10月号触身仏、2002年2月号御蔭講、8月号秘供養、の6つの連作短編を2002年8月新潮社刊。2005年8月新潮文庫化。加筆修正し、法月綸太郎さんの解説を付けて2024年4月角川文庫化。民俗学ばかりでなく、前巻と同様に警察が登場する事件が絡むところが、少し残念。民俗学ネタだけのチョイスもあっただろうに…。ラストで登場する新しい助手の佐江由美子はレギュラーになるのだろうか。これが気になる。 …続きを読む
    ひさか
    2024年06月30日
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  • 【図書館】蓮杖那智シリーズ、第2弾! このコンビが良い味を出している、いよいよ、登場の「狐目」人物、思ったより鋭い感性にビックリ。 今回は、フィールドワーク中、大腿部の複雑骨折とか、死体と一緒に24時 【図書館】蓮杖那智シリーズ、第2弾! このコンビが良い味を出している、いよいよ、登場の「狐目」人物、思ったより鋭い感性にビックリ。 今回は、フィールドワーク中、大腿部の複雑骨折とか、死体と一緒に24時間後に発見されたり、難儀が降りかかる。 東敬大学の付近で事件が勃発する。 埼玉県警の佐久間刑事が、ちょっと気になる。 それと、狐目の総務課の男が三国に助言を与えるのが的を得ていて、良いパートナーだと感じる。 そして、謎の女性「佐江由美子」が登場する。 ますます、面白くなりそうです。 …続きを読む
    ぶんぶん
    2024年11月04日
    20人がナイス!しています

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