七帝柔道記II 立てる我が部ぞ力あり

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年03月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
488
ISBN:
9784041139424

七帝柔道記II 立てる我が部ぞ力あり

  • 著者 増田 俊也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年03月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
488
ISBN:
9784041139424

前作を超える血と汗と、涙――。 最後の夏に挑む、灼熱の青春小説!

15人vs15人の団体戦「七帝柔道」。この旧七帝国大学だけの寝技中心の柔道に憧れ、増田俊也は2浪の末に北海道大学に入学した。しかしかつて無敵を誇った名門・北大柔道部は、旧七帝大同士で競う大会・七帝戦で、2年連続最下位であった。さらに増田の1年、2年の七帝戦でも1勝も出来ず、主力の上級生たちはみな引退してしまう。かつてない絶望的なチーム状況の中、果たして北大、復活なるか。副主将となった増田は主将の竜澤とともに、部内外の仲間たちに支えられながらチームを率いていく――。

あの日の少年は青年となり、因縁の戦いに向かう。
「命をかけて最下位を脱出するんだ」
15人vs15人の団体戦「七帝柔道」。この旧七帝国大学だけの寝技中心の柔道に憧れ、増田俊也は2浪の末に北海道大学に入学した。しかしかつて無敵を誇った名門・北大柔道部は、旧七帝大同士で競う大会・七帝戦で、2年連続最下位であった。さらに増田の1年、2年の七帝戦でも1勝も出来ず、主力の上級生たちはみな引退してしまう。かつてない絶望的なチーム状況の中、果たして北大、復活なるか。副主将となった増田は主将の竜澤とともに、部内外の仲間たちに支えられながらチームを率いていく――。

あの日の少年は青年となり、因縁の戦いに向かう。
「命をかけて最下位を脱出するんだ」

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1章 たった2人の抜き役

第2章 札幌には観光に来た

第3章 汗の蒸気と柔道場

第4章 沈む泥舟

第5章 函館の潮風、札幌の豪雪

第6章 怪物新入生がやってきた

第7章 北海道大学柔道部の焦燥

第8章 後藤主将、七帝戦を率いる

第9章 寝技仙人は東の方角にいる

第10章 対東北大学定期戦

第11章 雪が積もりはじめた札幌で

第12章 昭和最後の日

第13章 最後の七帝戦

第14章 東北大学との死闘

第15章 人の世の清き国ぞとあこがれぬ

「七帝柔道記II 立てる我が部ぞ力あり」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 増田俊也さんの自伝小説にして「七帝柔道記」の続編。前作が面白かったので、期待して読んだが、期待通りの出来栄えで満足な内容だった。15人vs15人の団体戦「七帝柔道」という試合がある。この柔道に憧れて増田俊也 増田俊也さんの自伝小説にして「七帝柔道記」の続編。前作が面白かったので、期待して読んだが、期待通りの出来栄えで満足な内容だった。15人vs15人の団体戦「七帝柔道」という試合がある。この柔道に憧れて増田俊也は2浪の末に北海道大学に入学した。ただ北大は2年連続最下位だった。この状況を脱出するべく毎日の練習に励んでいく。小説全編ほとんどが柔道の描写で、サイドストーリーはほとんどない。それでも読んでいて不思議と飽きてはこない。単なるスポ根小説にはないものが伝わって来る。ラストの七帝戦では胸が熱くなってきた。 …続きを読む
    のぶ
    2024年04月12日
    91人がナイス!しています
  • 最後の七帝戦の最中、いつしか自分は北大の選手のひとりになっていた。緊張し、仕掛け、防ぎ、叫び、もがき苦しみ、汗だくになり、息も絶え絶えになった。気付くと無意識に本の両端を強く握りしめていた。汗が蒸気と 最後の七帝戦の最中、いつしか自分は北大の選手のひとりになっていた。緊張し、仕掛け、防ぎ、叫び、もがき苦しみ、汗だくになり、息も絶え絶えになった。気付くと無意識に本の両端を強く握りしめていた。汗が蒸気と化し白く烟る道場で血の涙を流しながら努力しても届かぬ勝利。試合に出れぬ弱い選手達、勝って抜かねばならぬ選手達。それぞれの途方もない努力と常軌を逸した練習の積み重ねの果てに待つ世界とは?かつてこんな熱い涙を流した作品があっただろうか…。スポーツ小説を超えた人間ドラマの超弩級大傑作、ここにあり! …続きを読む
    たいぱぱ
    2024年05月14日
    70人がナイス!しています
  • もう続編は出ないのかと思っていた「七帝柔道記」、前作から10年以上経って出た、待望の続編にして完結編。あの熱い熱い小説の続きが読めたことに、もう感無量。前作同様、あまりにもストイックな練習場面が壮絶だが もう続編は出ないのかと思っていた「七帝柔道記」、前作から10年以上経って出た、待望の続編にして完結編。あの熱い熱い小説の続きが読めたことに、もう感無量。前作同様、あまりにもストイックな練習場面が壮絶だが、今作では、最下位脱出をかけて戦う北大の試合の模様が、前作にも増して熱い。そして、七帝柔道さえ戦い切れれば、あとは体がどうなってもいいという、増田さんの、怪我を押して、ボロボロになりながら柔道をする姿に圧倒される。今作の、更に続きが、「北海タイムス物語」になるのかと思うと、改めて、そちらも再読したくなった。 …続きを読む
    いたろう
    2024年07月15日
    64人がナイス!しています

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