夜行奇談

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年08月02日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041138038

夜行奇談

  • 著者 東 亮太
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年08月02日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041138038

得体の知れぬ51の怪異譚。妖しむも良し、“解く”も良し――。

怪談実話×妖怪画――かつてない融合で生まれた、二度読み必至のシン・百鬼夜行!

新婚夫婦が引っ越したマンションに、持ち主不明のライターが転がっていた。翌日も、色違いのライターが落ちている。夜中、異音に気づいた夫婦が見たものとは?(「ライター」)
犬が引きずる白いモノ。沼に誘われる少年。頬かむりで踊る白い集団。ロッカーに貼られた女のシール。紅蓮のハト。屋根裏のドールハウス。欠けてゆく地蔵――。
怪しい出来事に遭遇すると、昔から人は「解釈」を試みてきた。幽霊・狐狸・妖怪を想像して「正体」にしようとした。「解釈」や「正体」をすべて削ぎ落して生まれたものが「怪談」なら、そこに「得体」を添えると……。
著者が何年もかけて蒐集した「得体の知れない話」と「得体」を収録。

すべてのお化け好きに贈る、企みに満ちた実話系怪談集。
怪談実話×妖怪画――かつてない融合で生まれた、二度読み必至のシン・百鬼夜行!

新婚夫婦が引っ越したマンションに、持ち主不明のライターが転がっていた。翌日も、色違いのライターが落ちている。夜中、異音に気づいた夫婦が見たものとは?(「ライター」)
犬が引きずる白いモノ。沼に誘われる少年。頬かむりで踊る白い集団。ロッカーに貼られた女のシール。紅蓮のハト。屋根裏のドールハウス。欠けてゆく地蔵――。
怪しい出来事に遭遇すると、昔から人は「解釈」を試みてきた。幽霊・狐狸・妖怪を想像して「正体」にしようとした。「解釈」や「正体」をすべて削ぎ落して生まれたものが「怪談」なら、そこに「得体」を添えると……。
著者が何年もかけて蒐集した「得体の知れない話」と「得体」を収録。

すべてのお化け好きに贈る、企みに満ちた実話系怪談集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

 はじめに

第一話 切り株
第二話 子さらい
第三話 おーい
第四話 秋山の怪
第五話 一度きりの話
第六話 早朝に歩く
第七話 猫の視点
第八話 沼
第九話 学ぶ男
第十話 ぺろり
第十一話 盆踊り
第十二話 合宿所の怪
第十三話 裂ける
第十四話 幼馴染の話
第十五話 シールの女
第十六話 雪山の灯
第十七話 ライター
第十八話 樹の上に
第十九話 ハト屋敷
第二十話 石油ストーブ
第二十一話 猫と伯父
第二十二話 怪音
第二十三話 子育て
第二十四話 波の静かな夜に
第二十五話 下校放送
第二十六話 ありふれた怪異
第二十七話 駅の視線
第二十八話 欠けていく
第二十九話 子宝館
第三十話 親心
第三十一話 災厄の家
第三十二話 裏返し
第三十三話 冷凍室
第三十四話 二人いる
第三十五話 一人だけ
第三十六話 花火の夜に
第三十七話 上り坂に
第三十八話 実名検索
第三十九話 通り道
第四十話 古墳
第四十一話 真っ黒
第四十二話 隣の仏間
第四十三話 関わるな
第四十四話 訪ねてきたもの
第四十五話 モウサン
第四十六話 糸玉
第四十七話 寺に出るもの
第四十八話 日が悪い
第四十九話 ぐるぐる巻き
第五十話 ベビーカー
第五十一話 不可解な話

 おわりに

「夜行奇談」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者が聞き集めた実話怪談を、現代の妖怪譚として紹介した、コンセプト的怪談。読みながらついクイズを解くような気持ちになって、直ぐに「これ、間違いなくアレでしょ」ってのもあれば、最後まで読んでも「さすがに 著者が聞き集めた実話怪談を、現代の妖怪譚として紹介した、コンセプト的怪談。読みながらついクイズを解くような気持ちになって、直ぐに「これ、間違いなくアレでしょ」ってのもあれば、最後まで読んでも「さすがにそれは牽強附会じゃない?」って思うのもあったけど、ともあれそういう企画ものだということで。話自体はそれなりに怖くて気持ち悪くて面白かったのだけど、妖怪に紐付けられてしまったが故なのか、読み終わるとそこまで印象に残ってる話はなかった。ラストのメアドは、話者の仕込みなんじゃないか?さすがに。 …続きを読む
    鷺@みんさー
    2024年07月24日
    36人がナイス!しています
  • 実話風創作怪談集に、鳥山石燕の妖怪画を組み合わせてみました、といったところか。 隙間時間を塗りつぶすには面白かったが、当然後には何も残らない読書。 絡新婦、手の目の話は組み合わせが秀逸だった。 実話風創作怪談集に、鳥山石燕の妖怪画を組み合わせてみました、といったところか。 隙間時間を塗りつぶすには面白かったが、当然後には何も残らない読書。 絡新婦、手の目の話は組み合わせが秀逸だった。
    HaruNuevo
    2024年04月16日
    20人がナイス!しています
  • 実録怪談集+妖怪。気味の悪い、得体の知れない、オチの無い怪談に落とし所として石山石燕の妖怪図が最後に載っている。あ〜、なるほど……この妖怪の仕業なら、あり得る話かも、と納得がいく。ちょっと無理がある?な 実録怪談集+妖怪。気味の悪い、得体の知れない、オチの無い怪談に落とし所として石山石燕の妖怪図が最後に載っている。あ〜、なるほど……この妖怪の仕業なら、あり得る話かも、と納得がいく。ちょっと無理がある?な話もあるけれど、楽しくゾワゾワしながら読了。 …続きを読む
    本夜見
    2023年12月15日
    18人がナイス!しています

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