86―エイティシックス―Ep.13 ─ディア・ハンター─

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年01月10日
判型:
文庫判
ページ数:
408
ISBN:
9784049150711
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86―エイティシックス―Ep.13 ─ディア・ハンター─

  • 著者 安里 アサト
  • イラスト しらび
  • メカニックデザイン I-IV
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年01月10日
判型:
文庫判
ページ数:
408
ISBN:
9784049150711

さようなら、親愛なるあなたへ――アニメ化もした超人気作、運命の13巻!

☆短編集Alter.1も好評発売中☆

 連邦領内を騒がす自爆テロ、〈レギオン〉の猛攻に疲弊する最前線、大量発生する避難民への対応。
 憶測と疑心と悪意がさらなる混乱を生むなか、誰かがぽつりとこう言った。連邦政府は〈レギオン〉を一掃する兵器を秘匿している。誰かが言った。共和国の連中は〈レギオン〉どもと内通している。誰かが言った。俺たちが助けてやった、〈エイティシックス〉どもは……誰かが、ダレかが。ああ、『俺たち』以外の誰かのせいで――!
 そして――最悪のタイミングで一部の共和国民が武装蜂起を決行し独立を宣言。前線で撤退支援に従事する機動打撃群も鎮圧に動員されることになる。しかし、彼らの女王陛下たるレーナがいまだ後方に留め置かれたままで、シンは心をかき乱し続ける。

 時を同じくして、ユートはチトリたち〈仔鹿〉をともない、共和国領にある彼女たちの故郷を目指す旅を続けていた。旅のなかで育まれる友情、そして愛情。境遇を同じくして、しかしともに歩めなかった彼女たちとの、最初で最後の旅路……
 一方、ユートからの『伝言』を受け取ったダスティンは過去と現在の狭間で苦悩し、彼の様子にアンジュは自己を苛む。
 
 青銀の髪を持つ彼女は、白銀の瞳を持つ彼に言った。
 ――ずるくいてね。
 淡紫の瞳を持つ彼女は、淡金の髪を持つ彼に言った。
 ――きっとあなたは私を忘れないね。
 
"おそらく人々は知らない。相反するはずの愛と呪いが、じつはよく似た形をしていることを。"
☆短編集Alter.1も好評発売中☆

 連邦領内を騒がす自爆テロ、〈レギオン〉の猛攻に疲弊する最前線、大量発生する避難民への対応。
 憶測と疑心と悪意がさらなる混乱を生むなか、誰かがぽつりとこう言った。連邦政府は〈レギオン〉を一掃する兵器を秘匿している。誰かが言った。共和国の連中は〈レギオン〉どもと内通している。誰かが言った。俺たちが助けてやった、〈エイティシックス〉どもは……誰かが、ダレかが。ああ、『俺たち』以外の誰かのせいで――!
 そして――最悪のタイミングで一部の共和国民が武装蜂起を決行し独立を宣言。前線で撤退支援に従事する機動打撃群も鎮圧に動員されることになる。しかし、彼らの女王陛下たるレーナがいまだ後方に留め置かれたままで、シンは心をかき乱し続ける。

 時を同じくして、ユートはチトリたち〈仔鹿〉をともない、共和国領にある彼女たちの故郷を目指す旅を続けていた。旅のなかで育まれる友情、そして愛情。境遇を同じくして、しかしともに歩めなかった彼女たちとの、最初で最後の旅路……
 一方、ユートからの『伝言』を受け取ったダスティンは過去と現在の狭間で苦悩し、彼の様子にアンジュは自己を苛む。
 
 青銀の髪を持つ彼女は、白銀の瞳を持つ彼に言った。
 ――ずるくいてね。
 淡紫の瞳を持つ彼女は、淡金の髪を持つ彼に言った。
 ――きっとあなたは私を忘れないね。
 
"おそらく人々は知らない。相反するはずの愛と呪いが、じつはよく似た形をしていることを。"

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「86―エイティシックス―Ep.13 ─ディア・ハンター─」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 前巻から読みにくさを感じていたが今巻は登場人物・地名の多さ、場面転換の細かさから今まで以上に読みにくかった。しかし86達の赴く戦場は結局連邦においても血統・偏見・誤解・思い込みによって共和国と同じ展開 前巻から読みにくさを感じていたが今巻は登場人物・地名の多さ、場面転換の細かさから今まで以上に読みにくかった。しかし86達の赴く戦場は結局連邦においても血統・偏見・誤解・思い込みによって共和国と同じ展開となす。差別をこれまでかと表現していてこの気持悪さをどうやったら乗り越えることができるのだろうか。仔鹿とか思いつく共和国の考えが最低。レギオンに対して歩兵ってそもそもいるんだっけ?自走地雷以外には使えないのでは。次巻以降最終章。86とレーナ達に幸せな未来が訪れるのであれば嬉しいのだが。どんな展開になるのやら。 …続きを読む
    なっぱaaua
    2024年02月07日
    50人がナイス!しています
  • 久しぶりに本編を読んだので色々と忘れているけど、読んでいてかなり陰鬱な気持ちになる。前回明言されなかった<仔鹿>がどういう存在なのか明らかになって衝撃を受けことに始まる今回は、〈レギオン〉との戦いより 久しぶりに本編を読んだので色々と忘れているけど、読んでいてかなり陰鬱な気持ちになる。前回明言されなかった<仔鹿>がどういう存在なのか明らかになって衝撃を受けことに始まる今回は、〈レギオン〉との戦いよりも、「ひと」どうしの争いに焦点を当てた感じですね。自分は悪くない。こんな状況になったのはあいつせいだ。だから何をしても良い。むしろそうすべきだ、という有事における「ひと」の本質に迫った傑作回。愛とは呪いの別の姿であるという至言が心に突き刺さる。そして、絶望感が襲ってくる結末だけに、次回への期待が高まるのです。 …続きを読む
    芳樹
    2025年01月15日
    35人がナイス!しています
  • 大君主作戦による反攻を期したタイミングで起きた連邦領内を騒がす自爆テロ。共和国が作り上げた仔鹿という人間爆弾の存在が明らかになる第十三弾。レギオンの猛攻に疲弊する最前線、大量発生する避難民への対応。そ 大君主作戦による反攻を期したタイミングで起きた連邦領内を騒がす自爆テロ。共和国が作り上げた仔鹿という人間爆弾の存在が明らかになる第十三弾。レギオンの猛攻に疲弊する最前線、大量発生する避難民への対応。そんな中で起きたテロに加えて、最悪のタイミングで起きた一部共和国民の武装蜂起。時を同じくしてチトリたち仔鹿を伴い、共和国領の故郷を目指す旅に出るユート。人はここまで非道なことができるのか、簡単には変わらない現実を痛感させられる展開でしたけど、直面する状況に葛藤しながらもしっかり向き合った彼らの姿が印象的でした。 …続きを読む
    よっち
    2024年01月10日
    33人がナイス!しています

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