「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出

「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年11月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041137444
label

「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出

  • 著者 角野 栄子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年11月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041137444

88歳の今も、私は「現在進行形」

たらいで洗濯する背中にそっとよりかかって感じた、亡き母のぬくもりの記憶。晩酌する父のあぐらの中で毎晩座って聴いたオノマトペ。ブラジルで運命的に出会った気高い赤毛の魔女。「普通のお母さんになってよ」と小学生の娘からいわれた日。江戸川の土手に住んでいたハーちゃん。紀伊國屋書店の新入社員時代、喫茶室で見たフランス帰りの若き岡本太郎……。思い出は、よろこびだけではなく悲しみも人に力を与えてくれる。みんな今の私を作った「集まっちゃった思い出」たち。世界的児童文学作家の人生のお手本にしたい、名エッセイ集!(解説:小川 糸) たらいで洗濯する背中にそっとよりかかって感じた、亡き母のぬくもりの記憶。晩酌する父のあぐらの中で毎晩座って聴いたオノマトペ。ブラジルで運命的に出会った気高い赤毛の魔女。「普通のお母さんになってよ」と小学生の娘からいわれた日。江戸川の土手に住んでいたハーちゃん。紀伊國屋書店の新入社員時代、喫茶室で見たフランス帰りの若き岡本太郎……。思い出は、よろこびだけではなく悲しみも人に力を与えてくれる。みんな今の私を作った「集まっちゃった思い出」たち。世界的児童文学作家の人生のお手本にしたい、名エッセイ集!(解説:小川 糸)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 父 母 娘
第二章 魔女
第三章 旅
第四章 なつかしい日々
第五章 本とことば
「2018年国際アンデルセン賞 作家賞」受賞スピーチ
あとがき
解説:小川 糸

「「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 子供の頃や若いの思い出や作家になるまでなどのエッセイ、暗がりやお化けへの恐怖、大八車で作るお家などワカル〜と思う人も多いのでは、中でも青空のもと仰向けに寝そべった時、空に落ちそうという感覚はとても共感 子供の頃や若いの思い出や作家になるまでなどのエッセイ、暗がりやお化けへの恐怖、大八車で作るお家などワカル〜と思う人も多いのでは、中でも青空のもと仰向けに寝そべった時、空に落ちそうという感覚はとても共感できた。又行きたいと思ったらいきなり移民枠でブラジルに行ってしまう行動力、まだ自由に海外に行けない時代、しかも治安悪そうな南米に…クリ エイティブな事をする人のエネルギーはすごいなぁ…そこで色々な人達との出会いが後の作品を作っていく力にもなったのだなあ。 …続きを読む
    mahiro
    2024年04月04日
    14人がナイス!しています
  • 近所に魔法の文学館ができたので読んでみた。今月末にいく予定なので(土曜のチケットが当選したのは本書を読んだ効果!?)予習を兼ねてです。東京の下町に生まれ、5歳で母を亡くし、大学卒業後紀伊國屋書店の出版 近所に魔法の文学館ができたので読んでみた。今月末にいく予定なので(土曜のチケットが当選したのは本書を読んだ効果!?)予習を兼ねてです。東京の下町に生まれ、5歳で母を亡くし、大学卒業後紀伊國屋書店の出版部に就職したもののすぐに辞めてブラジルに移民として渡る。大学の恩師のすすめで物語を書くようになりと。めちゃくちゃ興味深いご経歴。このあたりの経緯とかを個人的にはもっと知りたかった。同じような話がいろんな所に出てきて若干混乱しました。あといつ書かれたものなのか出典があればよかったかも。編集がイマイチなのが残念。 …続きを読む
    ゆうすけ
    2024年02月02日
    8人がナイス!しています
  • 角野作品はどれも歌うような、踊るような一節が登場する。その秘密がお父さんのあぐらで感じた日本語のリズムと、ブラジルでのサンバのリズムが染み込んだ言語体験とから来ているのだとわかって納得。様々な「魔女」 角野作品はどれも歌うような、踊るような一節が登場する。その秘密がお父さんのあぐらで感じた日本語のリズムと、ブラジルでのサンバのリズムが染み込んだ言語体験とから来ているのだとわかって納得。様々な「魔女」たちとの出会いや、旅先での発見、なんでもない日常の一端からでも「素敵」を見つけ出してしまう好奇心に溢れた感性が、角野さんの描き出す世界ににじみ出ているのだと思う。 …続きを読む
    きくち
    2023年12月29日
    5人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品