地名散歩 地図に隠された歴史をたどる

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年12月08日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
240
ISBN:
9784040824772
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地名散歩 地図に隠された歴史をたどる

  • 著者 今尾 恵介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年12月08日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
240
ISBN:
9784040824772

地名には、その土地の歴史がある

内陸にも多い「海」がつく地名、「町」という名の村、地図にないのに生きている「幻の地名」……全国の不思議な地名を取りあげ、土地や日本語の由来をたどる。ひとつひとつの地名にその土地の歴史が隠されている。

【目次】
第一章 モノの名前を冠する理由
 やはり梅と桜が多い「花」の地名/市場が立つ日を表す/伝説を生む歌と踊りの地名
第二章 意外な名付けられ方
 「令和」の町名も誕生/囲む地名は何を囲んでいたのか/北海道の「原形」を留める地名
第三章 一筋縄ではいかない「読み」
 方言漢字をご存じですか?/親不知――「返り点」を付けて読む地名/同音を重ねる地名――「おおお」も
第四章 地名の表記揺れ
 大阪と大坂、塩竈と塩釡……地名表記の揺れ/半濁音で始まる地名はあるか/「町」という名の村
第五章 境界・通り・橋
 境界には堺・坂井・酒井がある/東京の「通り」と大阪の「通」/右岸と左岸……どちらを橋の名にするか
第六章 悩ましい地名
 早稲田になかった早稲田大学、青山に逃げられた青山学院/地図にないのに生きている「幻の地名」/旧町名を復活させる
など
内陸にも多い「海」がつく地名、「町」という名の村、地図にないのに生きている「幻の地名」……全国の不思議な地名を取りあげ、土地や日本語の由来をたどる。ひとつひとつの地名にその土地の歴史が隠されている。

【目次】
第一章 モノの名前を冠する理由
 やはり梅と桜が多い「花」の地名/市場が立つ日を表す/伝説を生む歌と踊りの地名
第二章 意外な名付けられ方
 「令和」の町名も誕生/囲む地名は何を囲んでいたのか/北海道の「原形」を留める地名
第三章 一筋縄ではいかない「読み」
 方言漢字をご存じですか?/親不知――「返り点」を付けて読む地名/同音を重ねる地名――「おおお」も
第四章 地名の表記揺れ
 大阪と大坂、塩竈と塩釡……地名表記の揺れ/半濁音で始まる地名はあるか/「町」という名の村
第五章 境界・通り・橋
 境界には堺・坂井・酒井がある/東京の「通り」と大阪の「通」/右岸と左岸……どちらを橋の名にするか
第六章 悩ましい地名
 早稲田になかった早稲田大学、青山に逃げられた青山学院/地図にないのに生きている「幻の地名」/旧町名を復活させる
など

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 モノの名前を冠する理由
内陸にもある「海」に関する地名の謎
やはり梅と桜が多い「花」の地名
意外に多い「虫の類」の地名
目黒と目白――目のつく地名
畷(縄手)と堤、そして土居の地名
銀貨鋳造所に由来する銀座――金属の地名
包丁、ノコギリ、カンナ、ハサミ――道具の地名
市場の地名
歌と踊りの地名

第二章 意外な名付けられ方
武蔵、備前……国号にちなむ地名
意外に古い全国の「新町」
なさそうで意外にある「旧」つき地名
「令和」の町名も誕生元号にちなむ地名
口で始まる地名、終わる地名
何を囲んでいたのか…囲む地名
北海道の「原形」を留める地名
北陸に多い開発という地名

第三章 一筋縄ではいかない「読み」
上田・大田・八幡……読み方を迷ってしまう地名
方言漢字をご存じですか?
「別名」を持っていた川
「返り点」を付けて読む地名
同音を重ねる地名――「おおお」という地名も
百の地名――ひゃく・もも・どう
都の字は「当て字地名」に好まれる

第四章 地名の表記揺れ
大阪と大坂、塩竈と塩釡…地名表記の揺れ
ノ・の・之……がつく地名
が・ガ・ケ・ヶ……「が」のつく地名
甲乙丙・子丑寅……十干・十二支の地名
半濁音で始まる地名はあるか
なぜか末尾に「新」のつく地名
「町という名の村」

第五章 境界・通り・橋
堺・境目・傍示……境界の地名
分水と水分……分ける地名、分かれる地名
大通・上通・下通――「通り」の地名
通り、筋、大路、小路、街道……通りあれこれ
ナチス時代から再統一まで……変貌するワイマールの通り名
橋の名前はどうなっているか(前編)
橋の名前はどうなっているか(後編)

第六章 悩ましい地名
早稲田になかった早稲田大学、青山に逃げられた青山学院
「大字なし」という地名?
地名と現況が食い違うところ
地図にないのに生きている「幻の地名」
都道府県・市町村の並び方
「キエフ」から「キーウ」へ――ウクライナの首都名表記
旧町名を復活させる

「地名散歩 地図に隠された歴史をたどる」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 地図研究家を自称する著者による、肩の凝らない地名、地図に関するお披露目帳といったところか。長年に渡って業界誌に連載されていたエッセイ。物の名地名や読み方の珍しい地名などの蘊蓄の他に、昔からの地名の由来 地図研究家を自称する著者による、肩の凝らない地名、地図に関するお披露目帳といったところか。長年に渡って業界誌に連載されていたエッセイ。物の名地名や読み方の珍しい地名などの蘊蓄の他に、昔からの地名の由来や語源などの記事に併せて、地名に関する様々な文献資料の蓄積や著者の現地踏査の成果が随所に記載され、門外漢にも飽きさせない面白さに満ちている。近年町村合併などに際して、地名命名の画一化、伝統軽視の傾向が見られるという。地名はその土地が持つ歴史的資産という観点に立って、地名の多様性を訴える著者の姿勢を是としたい。 …続きを読む
    tamami
    2024年02月23日
    59人がナイス!しています
  • 地名はそれ自体が文化だ。読み終わってまずそう思う。地名をどのような文字で書くか、古代に好字2字で書くおふれが出て、初めて漢字を宛てられた地名がおそらく多いはず。この時どんな字にしたかが地方の特色、思考 地名はそれ自体が文化だ。読み終わってまずそう思う。地名をどのような文字で書くか、古代に好字2字で書くおふれが出て、初めて漢字を宛てられた地名がおそらく多いはず。この時どんな字にしたかが地方の特色、思考過程が現れるところ。そういう習慣が今日まで引き継がれていることが興味深い。だからこそ残念なのが、歴史を無視して行政の都合や単純化を推進してきた、戦後の地名政策だと思う。方言漢字で書く、全国で唯一の地名の例など、重要文化財級の存在ではないか。郷土史研究は歴史研究が多い印象があるが、地理研究も盛んになってほしい。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2024年03月20日
    48人がナイス!しています
  • 学術的な論文かと思いきや、あとがきにもあるように地名マニアの報告書といった趣きのライトな作品。面白いのだけれど、歴史からの考察などが読めるかと勘違いしていた私にはんん?な読後。(勘違いした私が悪い)と 学術的な論文かと思いきや、あとがきにもあるように地名マニアの報告書といった趣きのライトな作品。面白いのだけれど、歴史からの考察などが読めるかと勘違いしていた私にはんん?な読後。(勘違いした私が悪い)とは言え、国内を中心に海外の地名の詳細な解説だけでも情報量が半端ない。とてもじゃないけど覚えられない笑 辞書や情報誌的な読み方が正解なんだと思う。 …続きを読む
    ミエル
    2024年01月16日
    18人がナイス!しています

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