神秘学講義

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年03月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044007522
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神秘学講義

  • 著者 高橋 巖
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年03月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044007522

シュタイナー研究の第一人者による「神秘学」入門の名講義、初文庫化!

予感や憧れといった情動の根源は一体どこにあるのか。魂の故郷を現実世界を超えた場所にあるとみなす神秘学。理性と感性を融合させた学問に向き合い、人間を霊・魂・体の存在として捉え直す著者の言葉は、極端に外面化された現代の私たちに新たな視点を投げかける。ゲーテ、ニーチェ、フロイト、ユングへと連なるヨーロッパ精神史を辿りながら、シュタイナーの実践的秘儀を紹介。ユングの章を増補した完全版。
解説・若松英輔
予感や憧れといった情動の根源は一体どこにあるのか。魂の故郷を現実世界を超えた場所にあるとみなす神秘学。理性と感性を融合させた学問に向き合い、人間を霊・魂・体の存在として捉え直す著者の言葉は、極端に外面化された現代の私たちに新たな視点を投げかける。ゲーテ、ニーチェ、フロイト、ユングへと連なるヨーロッパ精神史を辿りながら、シュタイナーの実践的秘儀を紹介。ユングの章を増補した完全版。
解説・若松英輔

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 現実世界から超現実世界へ
第二章 霊的感覚論――霊・魂・体の問題
第三章 神秘学における理性と感性
第四章 秘儀とその行法――アポロン的とディオニュソス的
第五章 ユングと神秘学
第六章 ブラヴァツキー││近代精神と神秘学

「神秘学講義」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 知人からシュタイナーについて聞き、興味が湧いたので入門書を読んでみた。合理主義に基づく分析や批判に偏った近代西欧の思潮に対して融合を目指すものであり、デカルトのように仮想的な自我を設定せず、人間存在を 知人からシュタイナーについて聞き、興味が湧いたので入門書を読んでみた。合理主義に基づく分析や批判に偏った近代西欧の思潮に対して融合を目指すものであり、デカルトのように仮想的な自我を設定せず、人間存在を身体や感情を含めて総合的に把握するのが特徴だろうか。この点で、仏教と共通するところもあると思った。ロゴスからソフィアへ、デルフォイの神託(内観と中庸)、ユングと神秘学など、興味深い論点があった。ただし、「行」とされるものは難しくて実践する気にはなれない。 …続きを読む
    かわかみ
    2024年08月04日
    4人がナイス!しています
  • 解説の若松英輔に救われた本。カルチャーセンターでしゃべったものの文字おこしそのもののような書きぶりなのでかえってよくわからない人生訓のように受け止められかねない、と感じた次第。高橋翻訳のシュタイナーと 解説の若松英輔に救われた本。カルチャーセンターでしゃべったものの文字おこしそのもののような書きぶりなのでかえってよくわからない人生訓のように受け止められかねない、と感じた次第。高橋翻訳のシュタイナーとかの方がかえってわかりやすい?のか?鴎外の手紙にでてくるハルトマン、ちょこっと登場している。やはり当時、ブラヴァツキーなど神智学は世界を席巻していたのかもしれない。ブラヴァツキーになにか意味があったのか、ただの山師か吉外か、それでもそこに霊的な意味を見出そうとすることには反対しない。良しとする。 …続きを読む
    ishii.mg
    2024年02月08日
    1人がナイス!しています
  • シュタイナーと言えば神秘学の第一人者。そのシュタイナー本を翻訳している高橋巖さんが書いた本です。シュタイナー研究者が書いたちゃんとした本なので信頼が置けます。 それに加えて、シュタイナーって小難しい本 シュタイナーと言えば神秘学の第一人者。そのシュタイナー本を翻訳している高橋巖さんが書いた本です。シュタイナー研究者が書いたちゃんとした本なので信頼が置けます。 それに加えて、シュタイナーって小難しい本が多いけど、これは、わかりやすい文体で書かれており、非常に読みやすいです。 …続きを読む
    黒兎
    2024年02月10日
    0人がナイス!しています

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