- 著者 逸木 裕
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年09月28日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784041134771
彼女が探偵でなければ
- 著者 逸木 裕
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年09月28日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784041134771
こうなることを知っていたら、わたしは探偵をやめていただろうか。
森田みどりは、高校時代に探偵の真似事をして以来、人の〈本性〉を暴くことに執着して生きてきた。気づけば二児の母となり、探偵社では部下を育てる立場に。時計職人の父を亡くした少年(「時の子」)、千里眼を持つという少年(「縞馬のコード」)、父を殺す計画をノートに綴る少年(「陸橋の向こう側」)。〈子どもたち〉をめぐる謎にのめり込むうちに彼女は、真実に囚われて人を傷つけてきた自らの探偵人生と向き合っていく。謎解きが生んだ犠牲に光は差すのか。痛切で美しい全5編。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
時の子
縞馬のコード
陸橋の向こう側
太陽は引き裂かれて
探偵の子
縞馬のコード
陸橋の向こう側
太陽は引き裂かれて
探偵の子
【試し読み】逸木裕『彼女が探偵でなければ』冒頭30ページ公開
「彼女が探偵でなければ」感想・レビュー
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人の心は簡単にわからないが、放置すれば誤解が誤解を呼び暴走へ突き進んでしまう。現代人にはよくある話だが、深く考えて真実を追求する森田みどりが探偵でなければ、少年たちは取り返しのつかない道へ突き進んでい …続きを読む2024年10月18日152人がナイス!しています
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女性の視点で事件の真相に迫る、探偵森田みどりの事件簿。5編からなる短編集。家庭を持ち、夫や子どもたちもいる中で、この仕事が家族との関係を希薄にしてしまうのではと思いながらも、事件に向かうと夢中になって …続きを読む2024年11月02日68人がナイス!しています
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「五つの季節に探偵は」の続編。探偵として依頼された話もあるが、ほとんどは主人公みどりが遭遇した(首を突っ込んだ?)事件や謎の話だ。家族を犠牲にしている後ろめたさを感じながらも、生まれながらの探偵気質の …続きを読む2024年10月08日68人がナイス!しています