四日間家族

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年03月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041134504

四日間家族

  • 著者 川瀬 七緒
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年03月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784041134504

誘拐犯に仕立て上げられた自殺志願者たちの運命は。ノンストップ犯罪小説!

自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。夜更け、車中で練炭に着火しようとした時、森の奥から赤ん坊の泣き声が。「最後の人助け」として一時的に赤ん坊を保護した四人。しかし赤ん坊の母親を名乗る女性がSNSに投稿した動画によって、連れ去り犯の汚名を着せられ、炎上騒動に発展、追われることに――。暴走する正義から逃れ、四人が辿り着く真相とは。
自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。夜更け、車中で練炭に着火しようとした時、森の奥から赤ん坊の泣き声が。「最後の人助け」として一時的に赤ん坊を保護した四人。しかし赤ん坊の母親を名乗る女性がSNSに投稿した動画によって、連れ去り犯の汚名を着せられ、炎上騒動に発展、追われることに――。暴走する正義から逃れ、四人が辿り着く真相とは。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 最悪への扉
第二章 見捨てるか、助けるか
第三章 無垢と悪
第四章 疑似家族
第五章 わたしたちの四日間

「四日間家族」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 拾った捨て子の親を探す物語は昔から数あるが、そこにSNSの怖さと利便性を加えてドラマチックな展開に仕立てている。4人の自殺志願者が子捨ての場面に遭遇し、そこから追われてたちまち正体を暴かれて必死に逃走 拾った捨て子の親を探す物語は昔から数あるが、そこにSNSの怖さと利便性を加えてドラマチックな展開に仕立てている。4人の自殺志願者が子捨ての場面に遭遇し、そこから追われてたちまち正体を暴かれて必死に逃走する状況はサスペンスに満ちている。逃げ回っているばかりではいられないと逆襲をかけ、相手の正体を探るうちに人身売買組織の存在が浮かび上がるなど、やられたら倍返しするドラマが小気味よい。いつの間にか自殺話は消え失せ、自分勝手に生きてきた彼らが小さ二の地を守るため奔走する、疾走感に満ちたエンタメとして成功している。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2023年11月12日
    393人がナイス!しています
  • 「私たちは死ぬために集まった、はずだった。」/(帯文より)そう、まさに自殺するために集まった四人だったのだけれど、決行直前に内輪もめが勃発。そこにどう見てもカタギじゃない女が現れ、赤ん坊を捨ててゆくの 「私たちは死ぬために集まった、はずだった。」/(帯文より)そう、まさに自殺するために集まった四人だったのだけれど、決行直前に内輪もめが勃発。そこにどう見てもカタギじゃない女が現れ、赤ん坊を捨ててゆくのを目撃してしまう。最後の善行のつもりで四人は赤ん坊を保護するが、あっという間に誘拐犯としてSNS上で炎上、追い詰められる。四人それぞれの過去の悪行を思えば、自業自得だと私は思っていたけれど、気が付けば四人を応援するような気持ちになって読んでいた。偶然関わる事になっただけの赤ん坊に名前を付けるって、人情だなぁ。 …続きを読む
    風眠
    2023年05月23日
    306人がナイス!しています
  • 2023年3月KADOKAWA刊。書き下ろし。ネットで知り合った集団自殺志願の四人が協力して、赤ちゃんを救いだすという展開。それなりに個性的な四人だが、なかでも夏美さんのマニアックな知識が、展開をひっぱる部分が大 2023年3月KADOKAWA刊。書き下ろし。ネットで知り合った集団自殺志願の四人が協力して、赤ちゃんを救いだすという展開。それなりに個性的な四人だが、なかでも夏美さんのマニアックな知識が、展開をひっぱる部分が大きく、バランスが悪い。謎も多い彼女に頼り過ぎな感もあるが、大団円なラストが良い。 …続きを読む
    ひさか
    2023年04月28日
    266人がナイス!しています

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