精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年02月02日
判型:
四六判
ページ数:
240
ISBN:
9784046061287

精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法

  • 著者 益田 裕介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年02月02日
判型:
四六判
ページ数:
240
ISBN:
9784046061287

親を憎むのに疲れたあなたへ。

親が憎い。親のせいで人生が思ったようにならなかった。違う親のもとに生まれていれば――。
そうして、親を憎むのに疲れてしまった方へ。

本書では、医師が実際に診察室でおこなっている治療の最初のステップを書籍で再現する試みをしています。
治療においては、知識が助けになります。この本では、その知識を提供します。その知識は、親子問題で悩んでいる人はもちろん、治療者を目指す学生の方にも役立つ専門的、網羅的なものです。

具体的には、親子問題の背後にある「親自身の問題」を、医学的・社会的視点から概観します。
親の人物像を紐解く鍵はいくつもありますが、中でも大きなトピックとなるのは、「発達障害」です。
この概念が広く知られて以来、子供の発達障害や、自分自身の発達障害に悩む方向けの本はずいぶん多く出てきました。しかし、「親が発達障害だった場合、親子関係に何が起こるか」についてはまだまだ光が当たっていません。この本での解説を通し、「うちのことだ」という発見をされる読者が一定数いるだろうと思われます。
また、発達障害を抱える人のそばにいることで起こる「カサンドラ症候群」も重要ワードです。

これらの知識は、ある意味、癒やしにもなりえます。親を責めるのでもなく、自分を責めるのでもなく、「こういう現象が起こっていた」と客観的に捉え直すことができるからです。
それで親子問題がスパッと解決、とはいかずとも、「親像」が変わっていくことは大きな変化です。
同時に、「自己像」も変わるでしょう。「自分が悪かった」「ダメな子だった」とひたすら思い込んでいる方にこそ、客観的知識を提供したいと思います。(本書「はじめに」より)
親が憎い。親のせいで人生が思ったようにならなかった。違う親のもとに生まれていれば――。
そうして、親を憎むのに疲れてしまった方へ。

本書では、医師が実際に診察室でおこなっている治療の最初のステップを書籍で再現する試みをしています。
治療においては、知識が助けになります。この本では、その知識を提供します。その知識は、親子問題で悩んでいる人はもちろん、治療者を目指す学生の方にも役立つ専門的、網羅的なものです。

具体的には、親子問題の背後にある「親自身の問題」を、医学的・社会的視点から概観します。
親の人物像を紐解く鍵はいくつもありますが、中でも大きなトピックとなるのは、「発達障害」です。
この概念が広く知られて以来、子供の発達障害や、自分自身の発達障害に悩む方向けの本はずいぶん多く出てきました。しかし、「親が発達障害だった場合、親子関係に何が起こるか」についてはまだまだ光が当たっていません。この本での解説を通し、「うちのことだ」という発見をされる読者が一定数いるだろうと思われます。
また、発達障害を抱える人のそばにいることで起こる「カサンドラ症候群」も重要ワードです。

これらの知識は、ある意味、癒やしにもなりえます。親を責めるのでもなく、自分を責めるのでもなく、「こういう現象が起こっていた」と客観的に捉え直すことができるからです。
それで親子問題がスパッと解決、とはいかずとも、「親像」が変わっていくことは大きな変化です。
同時に、「自己像」も変わるでしょう。「自分が悪かった」「ダメな子だった」とひたすら思い込んでいる方にこそ、客観的知識を提供したいと思います。(本書「はじめに」より)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序章 親子間トラウマを乗り越える鍵――主観2・0とは
第1章 親子とは何か
第2章 なぜ親子に問題が起きるのか
第3章 親はどんな人間で、どんな問題があるのかを知る
第4章 どんな未来を選択するか
終章 より深い学びのために――診療室で起こる治療のプロセス

「精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ☘とても良かった。比較的知られていることが多く書かれているが、適切なポイントに置くことで論が進められている。☘親子が存在する社会学的な理由や、親にはどのような機能があるのかという生物学的な見地は時代と共 ☘とても良かった。比較的知られていることが多く書かれているが、適切なポイントに置くことで論が進められている。☘親子が存在する社会学的な理由や、親にはどのような機能があるのかという生物学的な見地は時代と共に変化する。親子関係は白紙状態の脳やこころにどんな情報をインプットすることになるのか。インプットされないとどのような影響があるのか。☘人間も生き物なので知性・能力の差は出るし、それが格差を生む仕組みになっている。親や子に障害があるということがいかに苦しいことになるか。社会的な援助がないと密室空間で完結して …続きを読む
    ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
    2024年12月20日
    17人がナイス!しています
  • 精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法。益田 裕介先生の著書。親を憎む気持ちは親を憎む子供にしかきっとわからない。親を憎むのをやめる方法なんて考えもつかないほど追い込まれて親を憎むのだと思う。親を憎ん 精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法。益田 裕介先生の著書。親を憎む気持ちは親を憎む子供にしかきっとわからない。親を憎むのをやめる方法なんて考えもつかないほど追い込まれて親を憎むのだと思う。親を憎んでいるのなら無理に親を憎むのをやめる方法を身につける必要なんてない。自分の気持ちに正直に生きることだって大切なことだから。 …続きを読む
    香菜子(かなこ・Kanako)
    2024年05月01日
    17人がナイス!しています
  • 通読◆著者は精神科医。クリニックの院長◆対象読者は、親子関係に問題を感じている人と治療者を目指す人◆精神疾患という切り口で親を見ることで、親に対する認識をあらたにし、親を受け入れることを目指す。親との話 通読◆著者は精神科医。クリニックの院長◆対象読者は、親子関係に問題を感じている人と治療者を目指す人◆精神疾患という切り口で親を見ることで、親に対する認識をあらたにし、親を受け入れることを目指す。親との話し合いや対決を勧めるわけではない◆現実的な解決法だと思う。相手と接触する必要はない。疑問点もある。医師は直接診察していない人(ここでは患者の親)が精神疾患か否か判断ができるのだろうか?もしくは、患者の認識を変えることが目的であり、事実である必要はないのか?◆未来のために過去の解釈を変える。前向きではある。 …続きを読む
    アーサー
    2023年03月02日
    12人がナイス!しています

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