息が詰まるようなこの場所で

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年01月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047373402

息が詰まるようなこの場所で

  • 著者 外山 薫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年01月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047373402

【啓文堂書店 小説大賞2023 第1位!】

タワマン文学の先駆者、窓際三等兵(かもしれない人の)初の書下ろし長編小説!

タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ――。
大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンションの最上階に住む医者一族の高杉家、そして総合職としてエリートコースを歩む同僚やPTAの雑務。種々のストレスから逃れたいと思ったとき、向かったのは親友・マミの元だった。かつては港区で一緒に遊び回り、夢を語り合った二人だったが――。
幸せとはなんなのだろう。
逃げ場所などない東京砂漠を生きる人々の焦燥と葛藤!

※紙書籍版カバー裏には、特別短篇「高杉隆の初恋」を収録(電子版には収録されません)。
※電子書籍版巻末には、特別短篇「目黒奈々子の後悔」を収録。
タワマン文学の先駆者、窓際三等兵(かもしれない人の)初の書下ろし長編小説!

タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ――。
大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンションの最上階に住む医者一族の高杉家、そして総合職としてエリートコースを歩む同僚やPTAの雑務。種々のストレスから逃れたいと思ったとき、向かったのは親友・マミの元だった。かつては港区で一緒に遊び回り、夢を語り合った二人だったが――。
幸せとはなんなのだろう。
逃げ場所などない東京砂漠を生きる人々の焦燥と葛藤!

※紙書籍版カバー裏には、特別短篇「高杉隆の初恋」を収録(電子版には収録されません)。
※電子書籍版巻末には、特別短篇「目黒奈々子の後悔」を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ
第一章 春 平田さやかの憂鬱
第二章 夏 平田健太の焦燥
第三章 秋 高杉綾子の煩悶
第四章 冬 高杉徹の決断
エピローグ

「息が詰まるようなこの場所で」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読メ&BOOK☆WALKERさまよりの賞品で購入したうちのひとつ。この系統をタワマン文学というのだそうで。以前読んだ桐野さんの『ハピネス』も好みだったが、こちらは登場人物たちにどことなく余裕があることと、筆者独 読メ&BOOK☆WALKERさまよりの賞品で購入したうちのひとつ。この系統をタワマン文学というのだそうで。以前読んだ桐野さんの『ハピネス』も好みだったが、こちらは登場人物たちにどことなく余裕があることと、筆者独特のユーモアのおかげで余計に楽しめた。読者はみな(我が身に近い)それぞれの家族に寄り添って、ストーリーを追っていくのではないかな。隆くんの答辞が良かったね。それなりにハッピーエンドかと思いきや、エピローグでグッとリアリティも増して。楽しい読書だった。感謝。 …続きを読む
    ミカママ
    2024年04月24日
    541人がナイス!しています
  • 憂鬱・・焦燥・・煩悶・・第3章までの二家族3人のタイトルに付く言葉たち。分かるよ~と思いつつ、どんよりと私のなけなしの元気玉が吸い取られそうだった。第4章、決断にホッとしたと言うよりも、爽快な気分を得た 憂鬱・・焦燥・・煩悶・・第3章までの二家族3人のタイトルに付く言葉たち。分かるよ~と思いつつ、どんよりと私のなけなしの元気玉が吸い取られそうだった。第4章、決断にホッとしたと言うよりも、爽快な気分を得たのは私だけじゃ無いだろう。「よく言った!」当たり前の事なんだけど、幾つになっても親子は難しい。PTA会長・綾子の挨拶と、その息子・隆の答辞も好い。私も心からの拍手を送りたい。それにしても何とも言えない最適な表題にナイスを。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2023年08月01日
    172人がナイス!しています
  • タワマンに住む人々の悲喜こもごもというか、タワマンというキーワードの下、色々な家族の在り方が見えるような現代劇でした。マウントの取り合いとか、様々な嫌な話がいっぱいなのかと思えば、割と普通のお話で、色 タワマンに住む人々の悲喜こもごもというか、タワマンというキーワードの下、色々な家族の在り方が見えるような現代劇でした。マウントの取り合いとか、様々な嫌な話がいっぱいなのかと思えば、割と普通のお話で、色々あるようだけど、なんだかんだ出てきた家族は、それなりにみんな幸せなんじゃないかしらと、タイトルの割りに穏やかな内容でした。 …続きを読む
    R
    2023年08月17日
    169人がナイス!しています

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